人気カップルYouTuber、“指輪返却”&婚約破棄の危機に? 『さよならプロポーズ』2話
ABEMAオリジナル結婚決断リアリティーショー『さよならプロポーズ via ギリシャ』が、9月19日よりスタートした。本作に登場する2組のカップルは、付き合いながらもなかなか結婚に踏み切れずにいる。そんな彼らに与えられるのは、“恋人としての最後の旅行”。そして、その旅行の最終日には、「結婚するか」「別れるか」のどちらかを必ず選択しなければならない。究極の2択を突きつけられることになった2組が選ぶのは、涙の結婚か? それとも、涙の別れか。 【写真】恋人に婚約指輪と婚姻届を突き返される……水着姿のモデル兼YouTuber・モナ 以下より、9月26日公開の第2話の見どころを読み解いていく。細かなネタバレもあるため、ご注意いただきたい。 ・男性脳と女性脳の違いが浮き彫りに SNS総フォロワー数35万人超のカップルYouTuberであるアオイ&モナは、お互いが深く愛し合っているのが分かるからこそ、見ていて苦しい。そして、どちらの気持ちも理解できるから、ついつい感情移入してしまう。男女で愛情表現に対する考えの違いが生じてしまうのは、仕方がないことなのだろうか。 女性が「本当にわたしのこと好き?」と聞いたとき、「付き合っているということは、好きってことでしょ」と返す男性がいる。女性からしたら、「ただ言葉がほしいだけなのに……」と思ってしまうけれど、男性にとってはそういう質問をしてくることすら理解できなかったりするのだろう。 この2人も、同じような問題にぶち当たっているような気がする。一緒に住んでいるということは、別のことをしていても時間を共有しているのと同じだと考えるアオイと、それだとシェアハウスしているのと同じだと思ってしまうモナ。 アオイは、「(自分のために時間を使ってほしいのなら)いつ作るの? って言ってくれればいい」と言うけれど、モナからしたら、それでは愛されている実感ができないのだろう。自分からばかり提案していると、気持ちが一方通行になっているようで、不安になってしまうのも分かる。 ただ、現役のラグビー選手で、睡眠やストレッチ、食事の管理など、やらなければならないことが詰まっているアオイにとって、相手のために時間を割くのは大きな愛がなければできないこと。それが、なぜモナに伝わらないのか? とモヤモヤしてしまうのだろう。 婚約指輪と婚姻届を突き返し、「自分から動くのはやめた。アオイさんに動いてほしい」と伝えたモナ。愛情表現のジャンルが違うだけで、2人の間に愛があるのは変わらないのに……。もどかしい気持ちはあるが、ちゃんと想いをぶつけられる2人のことだ。最終的には、双方が納得のいく答えを出してくれるような気がする。 ・「なんで結婚したいの?」に対する最適解は、存在するのか? シュウヘイ & カホを見ていると、「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」というコピーが頭に浮かぶ。いまが幸せなら、入籍というかたちにこだわらなくてもいいと考えるシュウヘイと、もっと幸せを増やしていくために入籍したいと思っているカホ。シュウヘイは、カホに「なんで結婚したいの?」と聞くけれど、納得のいく答えを返せる人なんていないのではないだろうか。 カホが、「シュウヘイくんのことが好きだから、家族になりたいって思う」とが言っても、シュウヘイは「好きだけで、結婚していいのかな?」と返す。じゃあ、そのほかに何が必要なんだろう……と思ってしまうが、おそらくシュウヘイはマリッジブルーのようになっているのだろう。 「カホちゃんの人生を背負うわけやん、2人で。その重圧に耐えられるのかなって不安になってた」と本音を吐露したとき、カホが「そんなの、やってみなきゃ分かんないじゃん!」とポジティブに返していたら、また状況は変わっていたのかもしれない。結婚しなくても幸せなら、マイナスになる可能性がある方向に舵を切らなくてもいいのでは? というシュウヘイの気持ちも、分からなくはない。 ただ、親友に「気持ちを抑え込むのは、カホちゃんが自分自身を守っているだけなんじゃないかな。それは、逆に相手に失礼な気がする」とアドバイスを受けたことで、カホがシュウヘイにちゃんと意見を言えるようになったのは、大きな進歩だと思う。これまでは、「子どもができたらでいいんじゃない?」「もっと仕事がうまく行ったら……」と言われ、結婚から逃れようとしているのでは? と思っても、何も言わず飲み込んできたカホ。しかし、この旅では「理由がないと結婚っていう道に進めないの?」と、気になることを深掘りできるようになっている。 シュウヘイは、不安になってしまっているだけだから、カホの後押しがあれば、入籍に踏み切ることができると思う。ただ、カホもこの状況では「2人で頑張っていけば大丈夫だよ!」と自信を持って言い切ることができないのだろう。残りの期間で、ちょっとずつお互いが歩み寄っていけたら。 別れるか、結婚するか。どちらの道を選ぶにしても、ハッピーエンドになってくれることを願う。
菜本かな