【日本ハム】伊藤大海「勝負できる球に」シャーザー流チェンジ習得へ…大きく変化させながら左右に落ちる“魔球”
日本ハム・伊藤大海投手(27)が7日、MLBレンジャーズのシャーザー流のチェンジアップ習得を目指していることを明かした。「理想はシャーザー。スピードもありつつ変化させたい」。直球に近い軌道で奥行きを出す従来のものではなく、サイ・ヤング賞3度の剛腕を手本に、大きく変化させながら左右に落とすために改良を決断した。 キャリアハイ14勝を挙げたエースに新たな決め球が加わろうとしている。最速154キロの直球にスイーパー、縦スライダー、スプリット、超スローカーブと既に一級品の変化球を操る中、自信がなく今季数球しか使えなかったのがチェンジアップ。投球の引き出しを増やすべく「最後、手詰まりにならないように。勝負できる球にしたい」と決意した。この日は札幌市内で野球教室に参加。最多勝&最高勝率の2冠に輝いた右腕が、さらなる進化へ魔球習得に励む。(堀内 啓太) ◆マックス・シャーザー 191センチ、94キロで右投げのスリークオーターから最速160キロのフォーシーム、チェンジアップ、スライダーなど豊富な球種を操る40歳の剛腕。13年にタイガースで21勝3敗。サイ・ヤング賞3度。メジャー通算466登板で216勝112敗、防御率3・16、3407奪三振。
報知新聞社