みずほ証の7-9月経常益609億円と最高-顧客・市場部門とも堅調
(ブルームバーグ): みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ証券が31日に発表した2024年7-9月(第2四半期)の連結純利益(米国拠点合算ベース)は、前年同期比4.6%減の386億円だった。国内のリテールや法人向けに加え、市場取引関連も含め全部門が堅調で、経常利益ベースでは最高益となった。
発表によると、部門別の経常利益は、グローバル投資銀行部門が同3倍の51億円、グローバルマーケッツ部門が同2.1倍の171億円、リテール・事業法人部門が同41%増の58億円だった。
第2四半期の経常利益は609億円。国内エクイティー関連業務などが好調に推移したほか、政策保有株の削減が進む中、投資銀行業務では大型の株式売り出し案件なども収益に寄与した。
決算会見で浅井覚常務は投資銀行部門について、「非常に好調で下期もパイプラインは相応に積み上がっている」と述べた。米国拠点の経常利益も四半期ベースの最高を更新したという。
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Nao Sano