町田は逆転Vならず J1初挑戦のシーズンは3位 DF昌子主将「胸を張って誇っていい」
明治安田J1最終節(8日、鹿島3-1町田、カシマ)勝利を条件に上位2チームが敗れると逆転Vの3位町田は、敵地で鹿島に1-3で敗れ、J1初挑戦のシーズンは19勝9分け10敗の3位で終了した。 見えていた頂に、わずかに届かなかった。それでも町田のJ1初挑戦のシーズンは3位という上々の結果で幕を閉じた。 「まだまだ経験は足りない。ただ、1年目を3位でフィニッシュ(したこと)はたたえるべき。強い町田として来年もう一度挑戦したい」。黒田監督が胸を張った。大逆転Vには勝利が絶対条件の中、強豪・鹿島を相手に前半早々に2失点。同23分にMF下田が1点を返すも、前半終了間際に3点目を奪われ、勝負は決した。 史上初となるJ1初昇格での優勝は霧散したが、序盤から上位をキープし、第30節までは首位を守るなど〝旋風〟を巻き起こした。藤田晋社長は「結果は満足。ここまで健闘すると思っていなかった」と高く評価。来季は大幅な補強は行わず、現有戦力を中心としたチームづくりを行う方針を示した。 今季に鹿島から加入した元日本代表DF昌子主将は「胸を張って誇っていい結果。今年戦ったメンバーを土台に上乗せしていく。来季たくましく戦えるように」。将来への期待は高まるばかりだ。(一色伸裕)