大阪のジャージーを着て鶴田馨クラブ主将（左）、高野一成ゼネラルマネジャー（右）とともに記念撮影する勝羅幸翔君＝2日午後、大阪市住之江区（撮影・月僧正弥）

ラグビー・リーグワン2部の大阪は2日、骨に炎症が起きる「慢性多発性再発性骨髄炎」の治療を続けている大阪市内の小学2年生、勝羅幸翔（かつら・ゆう）君（8）の入団会見を同市住之江区のクラブハウスで開いた。今後2シーズンにわたり、チームの一員として練習や試合に参加し、チームをサポートしていく。勝羅君は「『ユウ』と呼ばれたい。試合を見るのが楽しみ」と声を弾ませた。 スポーツチームへの入団を通じて長期療養中の子供たちの自立支援とコミュニティの創出を支援するNPO法人「Being　ALIVE　Japan」（東京）の「TEAMMATES（チームメイツ）」事業」の一環。2017年11月からこれまでにラグビーやバスケットボール、サッカーなど16チームに30人が入団。勝羅君は31人目、大阪では3人目となる。 CTB鶴田馨クラブ主将（29）は「僕たちの目標であるディビジョン1（1部）昇格に向け、幸翔君の力を貸してほしい。一緒に頑張っていきましょう」と入団を歓迎。父の幸宣さん（41）がラグビーをやっていた影響でラグビーを始め、好きな選手は「お父さん」という勝羅君はさっそくチームのジャージーに袖を通し、「パスを頑張りたい。トライができる選手になりたい」と目を輝かせた。