迫るMLBトレード期限。昨年はダルがタイムアップ寸前移籍も今年は無風?!
例えば、今オフにフリーエージェントになるアダム・ジョーンズ(オリオールズ)を呼び戻せるなら、一つのメッセージになる。また、マーリンズは捕手のJ.T.・リアルミュートの放出を考えている。可能性は低いが、だからこそ話をまとめられた場合、ファンもその意味を理解する。 先発投手であれば、デッドラインまでに動く候補としてクリス・アーチャー(レイズ)、ジェイコブ・デグロム、ノア・シンダーガード(共にメッツ)らの名前が挙がっており、彼らもまた、第2のバーランダーになりうる。 しかし、いかんせん、交換要員が・・・。 なりふり構わず、ということであれば、相手チームの不良債権をまとめて面倒をみるしかない。例えばデグロムを獲るなら、ヨエニス・セスペデスの残る約77億円以上の契約も一緒に引き受けます。約30億円以上が残るジェイ・ブルースの契約もなんならーーという具合に。 それが可能か、ということだが、ここで勝負をかけなければ、またプレーオフが遠のいていく。 上位チームは着々とプレーオフでの戦いを見据えて動いた。今は最後のピースを物色している。滑り込みを目指すチームは、インパクトをも意識しつつ、動きを加速する。 もっともプレーオフに飢えているはずのマリナーズは果たして・・・。 (文責・丹羽政善/米国在住スポーツライター)