41歳の冨永愛がたどりついた“わりと幸せ”な境地「自分の人生を誰かのせいにはしない」
体力の低下はすごく実感している
それでもモヤモヤが残っていたら、自然の中に行ってデトックスするとか、温泉やサウナで汗を流すとか、いくつかストックしている自分を救う方法を実行します。 40年も自分と付き合っていると、こうするとダメージを受けるなとか、これくらいやると心身共に疲れるなとか、だいたいわかってくるので、自分のなかでいくつか自分を救う方法を覚えておくと、早めにリカバリーできるので、おすすめです。 ――年齢を重ねると、若さやエネルギーを失うというネガティブなことばかりが浮かびますが、自分をうまく操縦できるようになるというメリットもあるのですね。 若い頃の美しさは有限なので、年齢とともにそれが失われるのは当たり前だと思いますよ。歳を重ねればシワも増えるしシミも目立ちます。でもその代わり、人間としての本来の美しさが内面から湧き出てくると私は思っています。 結局、「若さ」なんて、美しさのごく一部でしかないんですよ。だから、そこだけにフォーカスするのはあまりにも残念だと、逆に私は思います。 ただ、41歳になって体力の低下はすごく実感しているので、体力維持のためにトレーニングをするなど、自分を鍛える努力はしています。 昔は1泊3日のパリも、1泊3日のニューヨークも平気でしたが、先日1泊3日のニューヨークから帰ってきた時は、激しく自分の体力低下を感じました。普段から自分の健康エネルギーのレベルを高めておくことって大事だなとあらためて思いました。 ――健康維持のためには、どのようなことをされているのですか? 大事にしているのは、適度な運動と適切な食事、そして十分な睡眠です。とくに睡眠は大事ですね。ちょっとでも睡眠不足が続くと、肌にも出ますし、頭も回らなくなります。 また、食事も「食べたいものを食べたいだけ食べる」というスタイルは年齢とともに健康を損ねる原因になるので、自分の健康や体調をみながら、身体を整えるものをきちんと食べるようにしています。 運動に関しては、私は仕事の一環でもあるので普通の方よりは多めのトレーニングをしているかもしれませんが、それでも毎日はできないので、週に3~4日を目安に運動するようにしています。 自宅ではピラティスとヨガ、ダンベル、チューブトレーニングなどを組み合わせたエクササイズをしていますが、自宅だと、トレーニングウェアに着替えて、準備万端にして「さあやるぞ」といってソファーに横になってしまったりすることもあるので(笑)、なるべくトレーニングジムなど、人の目のあるところでやるようにしています。 それと、時間は午前中がおすすめですね。私の場合、夕方だとエネルギーが残っていないことも多いので、なるべく午前中にやるようにしています。