【ライバル比較】新型ホンダ・フリードとトヨタ・シエンタの違いは? シエンタとは異なる6人乗りや「クロスター」の設定は強みになるか!?
グレード比較&価格
新型フリードの特設サイトに紹介されているグレードは「エア」「エアEX」「クロスター」の3グレード。エアのみベーシックグレードと上級グレードが用意されることから、クロスターはそもそも上級グレードと同等以上と思われる。 エアは7名乗車と6名乗車で5名乗車の2列シート仕様はなし。逆にクロスターは6名乗車と5名乗車で、3列シートでも7名乗車はなし、という設定。 駆動方式では7名乗車がFFのみで、他はFFとAWDが設定される。つまり、7名乗車はエアのFFのみということになる。 一方でパワートレインは全グレードでガソリンエンジンとe:HEVを選べる。 また余談ながら、ホンダが力を入れている福祉車両(スロープ、リフトアップシート)も用意されるが、現状ではクロスターのみになっているのが面白い。福祉車両ではあるが、マルチな使い方も提案したいホンダの意気込みを感じさせる。 シエンタはフリードのようなキャラクター分けはなく、下から「X」「G」「Z」の3グレードを展開。全車に2列シートの5名乗車と3列シートの7名乗車を設定し、ガソリンエンジンとハイブリッドが用意される。ただし、AWDが選べるのはハイブリッド車のみだ。 クロスターのようなSUVモデルはもちろん、6名乗車やガソリンエンジンのAWD車はフリードにしか無い仕様なので、その点がフリードのシエンタに対するストロングポイントになってくるだろうか。 価格については未発表だが、先代フリードが233万0900円~321万5300円、シエンタが195万円~310万8000円。昨今の物価上昇から先代より価格は上がりそうだ。特に付加価値のあるクロスターは高めに設定されることになるが、より独自色が強くなっていることから、先代モデルの約+27万円(ハイブリッドG/ハイブリッド・クロスターのFF6名乗車で比較)で収まるだろうか?
MotorFan編集部