平均身長ほぼ下回る 長崎県内の5~17歳 文科省の2023年度学校保健統計調査
文部科学省は27日、5~17歳の発育や健康状況を調べた2023年度の学校保健統計調査の結果を公表した。長崎県は全国と比べ、ほとんどの年齢で男女共に平均身長が低かった。 男子の平均身長は高3に相当する17歳が170・9センチで、全国を0・2センチ上回った。小1(6歳)も全国を0・1センチ上回る117・0センチだった。女子は小2(7歳)が122・1センチで全国と同じだった。 女子の平均体重は小6(11歳)が40・0キロで唯一、全国を下回った。 調査実施以来、本県で過去最高か、過去最高タイになったのは、平均身長は男子6、10、12、13、14歳。女子が7、10、12歳。平均体重は男子6、7、12、14歳。女子が7、9、10、12歳だった。 親の世代になる30年前(1993年度)と比べると、12歳男子が2・6センチ増の153・5センチ、2・5キロ増の45・4キロ。10歳女子は2・0センチ増の141・3センチ、2・5キロ増の35・8キロと、体格が良くなっている。 調査は健康診断の結果に基づき集計。検診の時期は例年4月から6月だったが、2020~23年度は新型コロナウイルス流行の影響で、4月から翌年3月末に拡大した。県統計課は「成長の著しい時期であり、学校によって測定時期にばらつきがある」としている。