バレンシア、売却信じてハビ・ゲラを全体練習から切り離す…アトレティコはコナー・ギャラガーと両獲りか|ラ・リーガ
バレンシアは6日、アトレティコ・デ・マドリーへの売却に備えてMFハビ・ゲラを全体練習から切り離した。スペイン『スーペル・デポルテ』や『レレボ』、『ゴルス・メディア』が報じている。 アトレティコはMFコナー・ギャラガーの獲得に関してチェルシーと移籍金4000万ユーロで合意に至っていたが、選手本人が移籍に踏み切れていない状況で、“プランB”としてハビ・ゲラ獲得に動いた。バレンシアとは移籍金2500万ユーロ+インセンティブ500万ユーロ、将来的な売却益の10%分配で合意し、こちらは選手も移籍を了承していた。 だがしかし、“プランA”のギャラガーが返答期限ギリギリとなってアトレティコ移籍を了承。アトレティコはギャラガーと契約を交わす見込みとなっており、ハビ・ゲラがどうなるのかに注目が集まっている。 複数のスペインメディア曰く、アトレティコはその後もバレンシアとハビ・ゲラ獲得について話し合いを進め、すでに移籍手続きの書類交換も済ませている。財政難に喘ぐバレンシアは現在もハビ・ゲラを売却できることを信じており、6日には同選手を全体練習から切り離して個別メニューに取り組ませた。怪我するリスクを避けるためだ。 アトレティコはバレンシアに対して、現在マンチェスター・シティFWフリアン・アルバレスの獲得、FWサム・オモロディオンのチェルシーへの売却など複数のオペレーションを並行して行っており、すべてが金銭的な関連性を持つことからハビ・ゲラ獲得を完遂できない状況と説明している模様。だが獲得する意思は変わっていないと伝え続けているようだ。 アトレティコは“プランA”ギャラガーのほか、“プランB”ハビ・ゲラの獲得も実現するのだろうか。レアル・ソシエダからDFロビン・ル・ノルマン、ビジャレアルからFWアレクサンダー・スルロットを獲得し、さらにフリアン・アルバレス獲得も基本合意に至ったと噂される同クラブだが、ギャラガーのほかハビ・ゲラも引き入れるとしたら、“今夏の移籍市場の王様”と呼んでも差し支えなさそうだ。