熊本大学、台湾に半導体研究室の設置検討…陽明交通大学と協定「より実践的な人材育成につながる」
熊本大は28日、台湾の陽明交通大と半導体分野に関する連携協定を結んだ。単位の相互認定など共同の教育プログラムを開発するほか、陽明交通大に熊大の研究室を設置することなどを検討する。陽明交通大は、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を機に、日本の大学との連携を加速させている。 【動画】台湾・TSMCが進出、巨大半導体工場と町の変化
熊本市の熊大で記者会見した小川久雄学長は「より実践的な半導体人材の育成につながる」と期待感を示した。陽明交通大の林奇宏学長は「我々はTSMCと40年以上、連携してきた。台湾で培った知見を熊本でも展開したい」と述べた。
陽明交通大はTSMC本社がある台湾・新竹市に本部を置く。27日に九州大と共同研究室を設置することで合意したほか、北海道大や東北大とも連携協定を結んでいる。