【注意】通販の注文で「欠品なので返金します」と連絡が→「QRコード」を読み取ったら、なぜか「10万円」送金していた!? 詐欺の手口と注意点を解説
近年、ネット通販の利用者が増加する中、それを悪用した「返金詐欺」の手口が増えています。その中でも特に注意が必要なのが、QRコードなどの二次元コードを利用した詐欺です。 二次元コードが用いられていると一見信頼できる手順に見えるため、被害に遭う人も後を絶ちません。本記事では、実際に起きた詐欺事例をもとに、その手口や注意点を解説します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
「○○ペイで返金します」という詐欺に関する相談件数
国民生活センターによると、「○○ペイで返金します」と言われた詐欺に関する相談件数は2023年4月に21件だったものが、毎月増え続け、2023年9月には8倍以上の176件に膨らんでいます。 そして、2023年9月に注意喚起を行ったものの、その後も相談件数は増加傾向で、2024年4月には444件となっています。
詐欺の事例:欠品連絡から始まる罠
ある日、ネット通販サイトで商品を購入したAさんは、「欠品のため返金します」との連絡を受け取りました。販売者から送られてきたのは、返金手続きに必要だという二次元コード。販売者の指示通り、二次元コードを読み取り、指定の操作を行ったところ、驚くべきことに自分が10万円を送金していたことに気づきました。 なぜこのようなことが起きたのでしょうか? これは、詐欺師が二次元コードを悪用して巧妙に仕掛けた罠だったのです。
なぜ騙されてしまうのか?
客観的に結果だけを見ると、「自分は騙されない」と思う人もいるでしょう。しかし、この手口が成功するのにはいくつかの理由があり、詐欺師の罠に気づきづらい仕組みがありそうです。 まず、ネット通販を通じての取引という背景から、購入者は販売者を信頼しやすくなっていると考えられます。「自分がネットで見つけたサイトだから大丈夫」という意識が働いてしまったのかもしれません。 また、二次元コードを利用することで、「手続きを簡略化できる」という印象を与え、警戒心が下げられている可能性もあります。二次元コードを読み取る際には、リンク先や送金先の詳細を確認する人は少なく、詐欺師の罠に気づきにくい場合もあるでしょう。
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