獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング7位。クラブ大損!? 100億超えの男がまさかのサブ…
2023/24シーズンの欧州リーグも終わりを迎えた。CL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのジュード・ベリンガムを筆頭に多くの選手が新天地で活躍した一方で、期待外れに終わった選手もいる。今回は、今シーズン新天地を求めた新戦力の中から活躍できなかった選手をランキング形式で紹介する(移籍金は『transfermaekt』を参照)。
7位:ランダル・コロ・ムアニ(フランス代表) 生年月日:1998年12月5日 所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス) 移籍金:9500万ユーロ(約133億円) 今季リーグ戦成績:26試合6ゴール5アシスト ランダル・コロ・ムアニは昨季所属したフランクフルトで、公式戦46試合23得点17アシストと多くの得点に絡んでいた。この活躍を受けて昨夏にパリ・サンジェルマンがネイマールとキリアン・エンバペに次ぐクラブ史上3番目に高額な9500万ユーロ(約133億円)の移籍金を投じて獲得に成功している。 結論から言うと、これだけの移籍金で迎えられたにも関わらず、このフランス代表FWはパリ・サンジェルマンで戦力となりきれていない。序盤戦こそ我慢強く起用されていたが、後半戦は完全なターンオーバー要員となり、リーグ・アンで先発起用されたのはたったの13試合。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントでは一度も先発の機会がなく、ビハインドの展開だったドルトムントとの準決勝2ndレグでは途中投入すらされなかった。 ストライカーのポジションに限らず、ワイドでも起用できるのが強みだが、ウスマン・デンベレやブラッドリー・バルコラと比較をすると個人の破壊力で劣る。リード時の守備固め要員としてもベンフィカでロジャー・シュミットに鍛えられたゴンサロ・ラモスの方が計算できるため、主力選手を休ませたい時のターンオーバー以外での起用法が見つからない。その結果、シーズン最終盤は出場機会を大きく減らし、最後にゴールを決めたのは2月にまで遡る。 ただ、今夏に6シーズン連続でリーグ・アン得点王に輝いたキリアン・エンバペが退団することを踏まえると、まだフランス王者でポジションを掴むチャンスはあるだろう。恐らく彼に代わるスター選手を補強することになるだろうが、その中でアピールに成功すれば、厳しかった1年目とは異なる立ち位置を掴めるかもしれない。
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