ロイヤルズ、本拠地2連敗で地区シリーズ敗退 前年106敗からポストシーズン進出果たすも、最高勝率ヤンキースに敗れる
● ロイヤルズ 1-3 ヤンキース ○ <現地時間10月10日 カウフマン・スタジアム> ワイルドカード2番手のカンザスシティ・ロイヤルズが東地区王者ヤンキースとの地区シリーズ第4戦に敗戦。9年ぶりのポストシーズンは地区シリーズ敗退に終わった。 負ければシーズン終了と後がないロイヤルズだったが、先発右腕マイケル・ワカがわずか3球で先制点を献上。1番トーレスに試合開始の第1球で二塁打を浴び、2番ソトに右前適時打を許した。 5回表には、トーレスの適時打で2点目を失った。なおも二死一、三塁というピンチを守護神ルーカス・エルセグを投入して切り抜けるも、回跨ぎの6回表に再び失点。この打席までシリーズ12打数1安打と抑え込んでいたジャッジに二塁打を浴び、スタントンの適時打で追加点を与えた。 打線はヤンキースのエース右腕コールに対して5回までわずか2安打と沈黙。6回裏、二死からボビー・ウィットJr.とビニー・パスクァンティーノの連打で1点を返すも反撃ここまで。7回裏には、二死一塁から8番カイル・イスベルが30球場中24球場で本塁打判定の大飛球を放ったが、あと一伸び足りずフェンスギリギリの右飛。起死回生の同点弾とはならなかった。 ロイヤルズは2015年にワールドシリーズ制覇を果たしてから8年連続シーズン勝率5割以下と低迷。昨季を含む3シーズンで100敗以上を記録するも、今季は前年から30勝を上乗せする大躍進でポストシーズン進出を勝ち取った。 ワイルドカードシリーズでは、首位打者ウィットJr.が2戦連続決勝打の活躍を収めてオリオールズを下したが、地区シリーズに入ってから17打数2安打と不発。リーグ最高勝率のヤンキースに本拠地で2連敗を喫し、シーズン終了となった。
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