【NFL】RBギブスを「信頼」しているが、酷使しすぎないよう「注意」する必要があるとライオンズHCキャンベル
“ソニック”の愛称で親しまれるランニングバック(RB)ジャーマイア・ギブスは2024年シーズンの残りの期間、単独ミッションを遂行することになる。RBデビッド・モンゴメリーがシーズン終了につながる膝のケガに見舞われたことにより、ギブスがプレーオフ進出を控えるデトロイト・ライオンズの主力選手としての役割を担うことになった。
チーム公式サイトによると、ヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルは現地16日(月)に報道陣に「ああ、ギブスには大きな信頼を寄せている」と述べたという。
「彼はシーズンが進むにつれてどんどん良くなっているし、チャンスが与えられたときには多くのプレーを決めてきた。昨日もビッグプレーをいくつか決めてくれた。爆発的な要素をもたらし、パスゲームでも成長している。ランゲームでの能力も見て、私たちはとても大きな自信を持っている」
2023年にモンゴメリーが欠場した3試合で、ギブスはランニングバックとして78回のうち54回のキャリーを担当した。サンプルサイズは小さく、2024年に既に増加しているギブスの仕事量は考慮されていないものの、このデータはライオンズが今後どうするかを予測するための参考になるだろう。また、これらの試合はすべて得点差が2ケタだった。
ギブスは試合の流れを変えるポテンシャルを持っている。他のほとんどのバックフィールドでは、なぜギブスがもっとボールを持たないのか議論されていたはずだ。しかし、モンゴメリーのブルドーザーのように前進するスタイルがそうした雑音を静めている。ギブスが重要な場面で主力選手として活躍したらどうなるのかは、まもなく分かるだろう。
昨季、ライオンズの3番手RBとして起用されていたクレイグ・レイノルズには、特にゴールライン付近やショートヤードの場面で出番が回ってくる可能性がある。予測できない要素となるのは新人RBシオネ・バキだ。バキは今季、圧倒的な差がついた試合で合計6回のキャリーしか記録していないが、ライオンズは元セーフティ(S)のバキに何かしらの才能を見出し、ドラフト4巡目で指名した。