サウジアラムコ、ルノーと吉利の合弁会社株式10%を取得へ-関係者
(ブルームバーグ): サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、フランスのルノーと中国の浙江吉利控股集団が設立したパワートレイン合弁会社の株式、約10%を取得する予定だ。計画について知る複数の関係者が明らかにしたもので、アラムコが当初示唆していたよりは少ない出資比率となる。
関係者によれば、ルノーと吉利の合弁「ホース・パワートレイン」を約74億ユーロ(約1兆2700億円)と評価する取引となる見通し。ルノー、吉利の両自動車メーカーは、それぞれ45%ほどの出資比率を維持する。発表は月内に行われる可能性があるという。関係者は合意が最終決定されていないことを理由に匿名を条件に語った。
3社は昨年、合弁を通じてハイブリッド(HV)パワートレインや内燃機関を生産する計画を発表。アラムコは当時、同合弁の最大20%を保有する意向を示していた。
ルノー、吉利、アラムコの広報担当者はいずれもコメントを控えた。
原題:Saudi Aramco to Buy 10% Stake in Renault, Geely Auto JV (1)(抜粋)
--取材協力:Matthew Martin、Danny Lee.
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Albertina Torsoli, Linda Lew