フランス人の（左から）トミーさんとメガリーさん【写真：Hint-Pot編集部】

　海外の料理をベースに、日本で独自の進化を遂げた料理は数え切れないほどあります。訪日外国人観光客が、そうした日本食を食べて驚くことは少なくありません。初訪日のフランス人カップルは、とても印象に残った日本発祥の食べ物があるそうです。それはいったい、なんだったのでしょうか。 【写真】「フランスにはない」という気に入った日本食　実際の写真 　◇　◇　◇

流行の最先端・原宿を行き交う人々に釘付け

　フランスの首都、パリから日本を訪れているメガリーさん。同行しているのはパートナーのトミーさんで、ふたりとも今回が初めての訪日です。2週間の滞在を予定しており、東京や大阪、京都、河口湖、高山、金沢など日本各地をめぐります。 　旅の計画はほとんど消化できたというふたり。「訪れた場所はどこも、想像以上に大きな街でした」と、トミーさんは日本の都市の規模に圧倒された様子です。 　ふたりと出会った東京の印象を聞いたところ、トミーさんは「東京だったら原宿がおもしろかったです」と教えてくれました。メガリーさんも「ポップで、いろんな人がいるので、見ていて楽しかったです」とトミーさんに同意します。ファッションや流行の発信地・原宿を行き交う人々のスタイルは、ふたりの目に新鮮に映ったようです。

卵料理とごはんをかけ合わせた日本特有の料理

　日本各地をめぐりながら、さまざまな日本食も堪能したそう。とくに印象的だった食べ物を聞いたところ、メガリーさんは日本発祥のある食べ物が気に入ったといいます。 「オムライスがおいしかったです。ごはんの上にあのように卵がのっている料理って、フランスにはないんです。ごはん自体もそれほど食べないので」 　オムライスによく似たオムレツは、メガリーさんが暮らすフランスで生まれました。一方、オムライスは日本オリジナルの料理です。洋食文化から誕生し、今では味付けから焼き加減、盛りつけまでバリエーションに富んでいます。 　初めて食べる料理にも果敢に挑戦しているメガリーさんたち。残り少ない滞在でも、日本独自のおいしい食事を楽しんでほしいですね。