デレク・ジーター氏（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

　ヤンキースのレジェンドで米野球殿堂入りしているデレク・ジーター氏（50）が20日（日本時間21日）に自身のX（旧ツイッター）に前夜にヤンキースが15年ぶりのワールドシリーズ（WS）出場を決めたことを受け、「We，re　back（我々は戻って来たよ）」と自身の思いを投稿した。 　1995年のストライキ明けにメジャーデビューを果たしたジーター氏は事実上のルーキーイヤーとなった翌96年にWS初出場を果たすと、ブレーブスを4勝2敗で下し世界一に輝いた。98年はパドレスを4勝0敗で、99年はブレーブスを4勝0敗で、そして2000年は初のサブウェイシリーズでメッツを4勝1敗で下し、WS3連覇を達成する。 　しかし2001年のWSではダイヤモンドバックスに3勝4敗、松井秀喜が加わった2003年のWSはマーリンズに2勝4敗で敗れた。 　ジーター氏にとって最後のWSはフィリーズと相まみえた2009年で、このシリーズはMVPとなる松井の活躍もあり4勝2敗で自身5度目の世界一に輝いたが、ヤンキースはそれ以来、WSには出場していなかった。 　ジーター氏の「我々は戻ってきたよ」の言葉には、名門球団がWSから遠ざかっていた長い時間の思いが込められているようだった。