内田理央の悪女もついに見納め「嗤う淑女」クランクアップリポートが到着!
続いては恭子が美智留を強烈にビンタするシーンへ。撮影前のテストで動きの確認をするとビンタのたたき方が浅いと、監督から演技指導が入る松井。うまく手の動きを表現できない松井を見て、ビンタ上手の内田が恭子のポジションに移動し、体を使って“実演”する一幕も。そして松井は何度かテイクを重ねるうちにこつをつかんだのか、ようやく奇麗なビンタが決まり、「オッケー!」が出るやいなや、抱き合う2人。作品上は憎しみ合うが、プライベートでは親友という2人の、“一緒に最後のシーンを乗り越えよう”という絆が垣間見えた瞬間だった。
そして最後は、ビンタされ倒れ込んだ美智留に恭子が蹴りを入れるシーンへ。松井は蹴りの指導を受けるが、これまたあまり演じたことのない動作に苦戦している様子。監督と一緒にモニターで演技を確認しながら撮影を重ねていく。一方、内田も蹴りを受ける演技を何度も細かく確認しながら撮影していく。そして、その視線は物陰から2人をのぞいていた恭子の弟・弘樹へと向けられる。汗ばみながら、まさしく体当たりの演技が続き…ついに「はい、カット! オッケー!」という声が掛かると同時に、内田と松井はお互いをたたえ合うかのように抱き合った。夜遅くになっても30度を超える夏の暑さに負けない激“アツ”なクランクアップだった。
すべての撮影を終えて、弘樹役を務めた前田は「学ぶことがたくさんありました。まさかクランクアップもお二人と同じシーンで終われると思っていなかったので、すごくうれしいです」と素直な気持ちを述べた。また恭子役の松井は「今日、演じることができたのは内田理央ちゃんのおかげです。本当にありがとうございます」と親友の内田に感謝の気持ちを伝えた。そして美智留役を演じた内田は「この1か月は、悪女の役としても主演としても、このセリフ量としても結構チャレンジしたことがたくさんありました。ここまで無事に完走できたのは玲奈ちゃん、そして松木(創)監督やスタッフの皆さんのおかげが本当に大きいです。本当にありがとうございました」と、俳優として、そして座長としてやりきった表情を見せ、感謝とねぎらいの言葉を伝えた。そして最後に内田が「今度はセリフの文字数でギャラを決めて欲しい!」と冗談を飛ばすと、真剣な雰囲気が一転、現場は笑いに包まれた。 そんな現場の模様を内田と松井が赤裸々に明かした「土ドラジオ 嗤わない淑女」では、ほかにもいろいろな撮影裏話が飛び出していた。そのトークの中から、最終回をより深く楽しむためのエピソードをピックアップ。全容は「土ドラジオ」配信コンテンツでチェックを。