首相指導力に厳しい目、「政治とカネ」8割「解決しない」…読売緊急世論調査
支持率回復に政府・与党 安堵
読売新聞社の緊急全国世論調査で、石破内閣の支持率が前回調査から上昇して4割台となり、政府・与党から安堵(あんど)の声が上がった。内閣不支持率とほぼ同じ割合で、謙虚な政権運営を求める意見も相次いだ。
石破首相は12日、首相官邸で記者団に「30年ぶりの少数与党だ。多様な意見を丁寧に反映させたい」と述べ、政策決定で野党に配慮する姿勢を強調した。
閣僚の一人は、支持率の上昇を歓迎しつつ、「一喜一憂せず地道に政策を進める」と語った。公明党幹部は「政治改革で結果を出さなければ、来年の参院選も衆院選同様に厳しい結果になる」と気を引き締めた。
野党は、「政治とカネ」の問題への対応で、自民党を引き続き追及する構えだ。立憲民主党の小川幹事長は12日の記者会見で「企業・団体献金の廃止を迫っていく」と語気を強めた。