森保ジャパンは「負け方を忘れていた」 韓国紙がアジア杯で苦戦のライバルを分析「“早すぎる”日韓戦は負担」
どれだけ「優勝候補」とされる国であっても、シーズンの真っただ中に開催されるアジアの頂点を巡る戦いは容易ではない。 【動画】上田綺世がエースの仕事!華麗な連携から沈めたインドネシア戦の2点目の映像 去る1月26日、カタールで開催中のアジアカップはグループステージの全日程が終了。決勝トーナメントに進出する16チームが出揃った。下馬評の高かった日本はグループDを2位で突破。ベスト16ではバーレーンとの対戦が決まった。 大会前まで10戦無敗を誇り、ドイツやトルコといった欧州の強敵も粉砕してきた森保ジャパン。しかし、今大会は苦戦を余儀なくされている感が否めない。ベトナムとの大会初戦は4-2で勝利したものの、イラクとの第2戦でまさかの敗戦(1-2)。インドネシアとの最終戦は3-1と快勝したが、いずれも試合もFIFAランクで「格下」となる相手に失点を重ねる不安定なパフォーマンスに終始した。 いわゆる大会の“横綱”と目された日本。それだけに現状には隣国からも厳しい声が飛んでいる。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、「日本にとっても“早すぎる”日韓戦は負担だったはずだ」と指摘。ベスト16で当たる可能性があった母国代表のパフォーマンスを含めて、森保ジャパンの戦いぶりを分析した。 同紙は大会前に連戦連勝を続けた日本に対する世間の評価の高さを受け、「彼らは負け方を忘れていた。彼らのスカッドも『脱アジアレベル』だった」と指摘。そのうえでイラクに足元をすくわれるなどの苦闘を続けたグループステージでのパフォーマンスによって「状況は一変した。状態が芳しくない日本にとってもベスト16で韓国と当たらないのは幸いかもしれない」と論じた。 現地時間1月28日からアジアカップはいよいよ決勝トーナメントが始まる。それぞれ異なる山に属した日本と韓国が対戦するのは「決勝」のみ。果たして、苦境を乗り切った両国はライバル対決を実現させられるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]