アメリカ軍も採用【名作ミリタリーウオッチの現代仕様】“ベンラス”の新作ウオッチ
個性やステイタス性を主張するファッションアイテムのひとつとして、様々なモデルがリリースされている腕時計。多様なジャンルのなかでも、デイリーユースの即戦力として活躍してくれるのが、軍用に開発、製造されたモデルをルーツとするミリタリーウオッチだ。 【画像】限定生産の特別モデルなど5モデル展開、デザイン違いを見比べる ミリタリーウオッチの大きな魅力と言えるのが、実用性の高さだ。装飾品ではなく、あくまでも道具としての機能性を追求して開発されたバックボーンがあるため、正確に情報を読み取ることができる“視認性”や、ラフな使用に耐える“高耐久”などの共通点を見出せる。 クルマやアウトドア用品など、とかく男はツール感のあるギアにロマンを感じるもの。機能的なデザイン、道具としての信頼感、さらに語れるストーリー性まで備えたミリタリーウオッチは、その最たるものと言えるだろう。
ベンラスは、そんなミリタリーウオッチを代表するブランドのひとつ。1921年にニューヨークで設立された老舗ブランドだが、同社を一躍有名にしたのが、軍用時計を生産するメーカーのひとつとして政府の御用達となった第二次世界大戦、ベトナム戦争の時代だ。 ベンラスは軍用時計の需要が増すなかで急成長を遂げ、アメリカ市場で3大メーカーに数えられるほどの勢いを見せたという。その後、時代の流れを受けて休眠状態となるのだが、2022年に復活を遂げている。
TYPE-III Class-A General Purpose 今回、クローズアップしたTYPE-IIIは、ディスポーサブル(使い捨て)ウォッチとしてプラスチック素材を使用した腕時計が米軍兵士に供給されていた時代背景を基にした新作だ。 当時の軍用時計をモチーフとしてながら、より強靭な素材であるポリカーボネートを採用することで、実用性が高められている。
左右非対称のケースなど、軍用時計からアイコンとなるディテールを受け継ぎつつ、一般的な普及タイプへ、デザインを昇華しているのだ。ケースカラーとストラップの一体感もあり、ファッションアイテムとしてコーディネートしやすいモデルに仕上げられている。 もちろん、着け心地の良さや視認性の高さなど、ミリタリールーツならではのユーティリティの高さもTYPE-IIIの大きな魅力だ。 クルマしかり、アウトドア用品しかり、男はとかくツール感のあるギアにロマンを感じるもの。機能性を追求した意匠、道具としての絶対的な信頼感を備え、しかも語りどころのある歴史的背景をもつミリタリーウオッチは、その最たるものと言えるだろう。大人が普段使いできる実用時計として、ぜひ手に入れておきたいモデルだ。
文◎Watch LIFE NEWS編集部