業界クチコミ1位。「人生が愛おしく思える結婚式」を提供するCRAZY代表 森山和彦さんインタビュー
道なき道を拓き、未だ見ぬ新しい価値を世に送り出す人「起業家」。未来に向かって挑むその原動力は? 仕事における哲学は…? 時代をリードする起業家へのインタビュー『仕事論。』シリーズ。 業界クチコミ1位。「人生が愛おしく思える結婚式」を提供するCRAZY代表 森山和彦さんインタビュー 今回は「愛はみえる。」をブランドメッセージにCRAZY WEDDINGを運営する株式会社CRAZY代表の森山和彦(もりやま かずひこ)さんが登場。なぜブライダルビジネスを選んだのか? 社名の意味は? 苦難を乗り越え、創業12年目を迎えた想いをお聞きしました。
感動は言葉の外側にある。それをどうデザインするか?
──まずは事業内容についてお聞かせください。 「愛はみえる。」をブランドメッセージに掲げ、婚礼事業や転職エージェント事業など、人生の節目に寄り添うサービスを展開しています。中でもCRAZY WEDDINGは、IWAI OMOTESANDOを拠点に「人生が愛おしく思える結婚式」を提供するウェディングブランドです。 創業時は会場を持たないオーダーメイドウェディングを行なっていましたが、今は自社の施設を中心に事業展開をしています。 結婚式といっても、CRAZYが提供するサービスは、人生をお祝いするという結婚式の本質を追求し、これまでにない体験を提案しています。おかげさまで東京都のクチコミランキングでも2年9カ月連続1位、予約も1年先までほぼ満席という状態です。 結婚されるお二人のこれまでの人生や目にみえない感情をヒアリングし、それを結婚式を通じて目にみえる形に昇華する。それがCRAZYが提供しているサービスです。 そのために心理学や空間デザインの理論など、さまざまなロジックを駆使しています。 ──たしかに、空間1つとってもIWAI OMOTESANDOは良い意味で「いかにも結婚式」という感じではなく、洗練された特別な空間ですよね。 CRAZYの強みの1つは空間に対する認識能力が高いこと。たとえば天井の高さとか、椅子の距離とか、光の入り具合とか、ひとつひとつが作用しているんです。 空間はコンテンツと捉えています。それをうまく体験とミックスすると、心に深く刻まれる式になるのです。IWAI OMOTESANDOは法人様のイベントでもご活用いただいていますが、同じように心に残るイベントになっていると思います。 お客様がどんなイベントにしたいのか、思い描く理想を言語化して、そこからまた非言語である空間をつくっていく。この「非言語領域」は本当におもしろいです。