【ボートレース】勝浦真帆「同期で一番すごいと思う選手は、やっぱり大山千広」
【女子ボートレーサー・インタビュー 勝浦真帆(28=岡山)後編】 ――次の目標は 勝浦 A1ですね。初優勝が目標でそれは達成できたし、A級にも初めて昇格できたから、もう一つ上を目指したいです。 【写真】同期の大山千広と仲良し2ショット ――A1へ向けての取り組みは 勝浦 ペラを毎節しっかり合わせられるように勉強しています。師匠もペラを聞けば教えてくれるんですけど、師匠からはレースのアドバイスの方が多い。ペラは自力で勉強中です。なるべく自力で叩いて分からなければ周りの先輩に聞くような感じです。それでちょっと引き出しも増えたかなと思います。 ――取りたいタイトルは 勝浦 レディースチャンピオンに出てみたいです。まだ出たことがないので。それとヤングダービーにも出てみたい。ずっとヤングダービーには出たいなと思っていたけど、気づいたら出られるチャンスはあと1回になってしまいました。最後の機会に出たいですね。 ――レーサーとしての持ち味は 勝浦 うーん、スタートですかね。全速でバチっといくというよりは、コンスタントにいいタイミングでスタートを行くようにしています。 ――ヤング世代も活躍中 勝浦 そうですね。同世代の活躍は刺激になります。桐生のヤングダービーもレースは時々見ていました。優勝された関浩哉さんはレースを見ていても、めっちゃすごいなと思いました。同期(116期)なら、すごいと思う選手は、やっぱり大山千広ですね。また一緒に走れることを楽しみにしています。 ――オフの時間の過ごし方は 勝浦 特にハマっているような趣味はないです。でも、今ハマりたいのはゴルフですね。まだ2、3回打ちっぱなしに行っただけでコースに出たこともないんですけど、師匠もゴルフが大好きなんです。いつか師匠と一緒にゴルフに行きたいです。あとは人と会って遊ぶことが好きですね。それこそ蒲郡で優勝した直後は長野にハイキングに行ったんですけど、めちゃくちゃ景色がきれいで楽しかった。オフの時間はすごく大切にしています。 ――スポーツ経験は 勝浦 高校までソフトボールをやっていました。 ――ソフトボールの経験はボートレースにも生きている 勝浦 めちゃくちゃ生きていますね。競技自体が生きているっていうより、先生が厳しかったので、メンタルが鍛えられました。先生から「人よりも努力しろ」って言われたのを今でもすごく覚えています。貴重な経験ができました。 ――小畑選手に弟子入りした経緯は 勝浦 デビューした時、小畑さんが岡山支部の支部長をされていたんです。デビュー当時から誠実で優しい、いい人だと周りの方から聞かされていました。たくさん考えたんですけど、優しい小畑さんに付きたいと思ってお願いしました。 ――弟子入りを志願した時の反応は 勝浦 まず「女子の先輩じゃなくていいんか?」って言われました。でも、すぐにOKしてくれました。本当に小畑さんが師匠で良かったです。 ――岡山支部は寺田千恵選手、田口節子選手、守屋美穂選手と、女子トップクラスのレーサーが揃っている 勝浦 岡山の女子の先輩方は背中を見せてくれるんです。レース場でも、ずっと最後まで残ってペラを叩いて、何回も試運転に出ていらっしゃる。トップクラスの選手たちでも、そこまで努力されている。だから私も頑張らないと、と常に思っています。仲もいいし、本当に岡山支部所属で良かったです。少しずつでも岡山支部の強い先輩に近づけるようにこれからも毎日頑張っていきます。 ――ファンへのメッセージ 勝浦 皆さんの応援のおかげで初優勝することができて、A級にもなれました。次の目標へ向かって一走一走集中して頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!
東スポWEB