鹿児島県 三反園氏、当選後初の奄美入り 思い共有しリーダーシップ発揮
衆院選鹿児島2区で2期目の当選を果たした三反園訓氏(66)が31日、来島した。改正奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)が今年度からスタートした中、「これからの10年間が重要で大切。だからこそ奄美の発展は私に任せてほしい」として、「市町村長をはじめとした行政機関、民間、群島民と思いを共有し国会議員としてリーダーシップを発揮していく」と述べた。 31日午後に来島し、1日まで滞在する。「当選してすぐに奄美の皆さんにあいさつしたかった。(選挙結果には)感謝している。さっそく永田橋で手を振り、皆さんにお礼したい」 今回の選挙により政権与党(自民・公明)は過半数割れし、少数与党となった。自民の会派入りについては「選挙前も自民会派に所属し活動しており、こちらはお願いする立場だった。与党として仕事がしたいと思っている。与党の中にいて発言して少しでも政策が動くようにし、仲間を増やしていく」と決意を述べ、「厳しい政権運営を迫られることは確か。ただ、これから取り組む予算に関しては国民生活に直結するだけに、国民のためにあるという認識に立たなければならない。国民の生活を守る。そのためには、どういう予算が必要か。国民の思いに応えるよう予算編成すれば可決し成立する」と述べ、奄振関係の予算についても同様の見方を示した。 与党の国会議員として担うことになる奄美の振興については「奄美群島の市町村長の皆さんとは知事時代から共にさまざまなことに取り組んできた。しっかりと連携し、私自身もリーダーシップを発揮して政策面の情報提供などしていきたい」と述べ、具体的な政策については▽国民の生活を少しでも良くしたいというのが柱▽物価高対策は待ったなし。手取りを増やすことで生活は改善するだけに年金、若い人たち、介護人材などの手取りを増やしたい▽子育て、医療、教育などの格差解消―を同時並行で進めていくとし、将来的には教育無償化にも意欲を見せた。