岩崎宏美、元気にステージ復帰 新型コロナウイルス感染から復帰し「ここに立てるのは奇跡」
歌手、岩崎宏美(65)が29日、東京・大井町のきゅりあん大ホールで行われた「ビューティフル・メモリーズ プレミアムコンサート」に出演。新型コロナウイルス感染から仕事復帰した。 出演ミュージカル「レ・ミゼラブル」の日本初演から歌ってきた思い出の曲「夢やぶれて」や大ヒット曲「聖母たちのララバイ」など4曲を圧倒的歌唱力で歌い上げ、ファンを安心させた。 23日にインスタグラムで退院したことを報告していた岩崎は「きょうがステージ復帰です。ここに立てるのは奇跡でした」と胸をなでおろし、21日に体調不良で病院に行き、コロナと診断されたことを振り返った。 今回が2度目の感染で、「初めてのときはせきが止まらなかったけど、今回はせきも熱もなかった」と軽症だったことも明かした。 公演は岩崎と島田歌穂(60)、中川晃教(41)、秋川雅史(56)も出演。自身の楽曲に加えて、ミュージカルや映画音楽をそれぞれが歌い、アンコールでは4人で登場。「One Day More」を美しいハーモニーを聴かせると会場の1000人を総立ちにさせ、スタンディングオベーションが巻き起こった。 岩崎と島田は「レ・ミゼラブル」の初演オーディションから何年にもわたり共演した仲。15年ぶりに同じステージに立った岩崎は「歌穂と一緒だと帝劇(上演していた帝国劇場)にいるみたい」と思い出話に花を咲かせ、島田も「宏美さんの歌声は日本の宝」と再会を喜んだ。 また、彫刻家としての顔を持つ秋川はリハーサルから本番まで4時間空いた休憩時間にカブトムシを彫っていたことを告白。昨年まで3年連続で二科展に入選しており、「今年も入選すれば、9月に新国立美術館で見られるかも」と予告した。現在、寺からの発注で2メートルの仁王像を制作していることも明かした。 30日も同所で。「よみがえる青春のポップス」をテーマに由紀さおり(77)、松崎しげる(74)、未唯mie(66)、クリス・ハート(39)が熱唱ステージを繰り広げる。2日間の模様は8月9日午後7時から文化放送でオンエアされる。