ひな人形商戦、売れ筋は「コンパクト」 岐阜県内店舗でピーク
3月3日の桃の節句に向け、岐阜県内の人形店ではひな人形商戦がピークを迎えている。白や淡い色を基調とした装束を着たひな人形が人気といい、自宅でひな祭りを華やかに祝おうという家族連れらが買い求めている。 岐阜市鏡島精華の「人形の松井」では、内裏びな一対の親王飾りから豪華な7段飾りまで、約250種類をそろえる。今年は創業100周年を迎え、物価高の中でも値段は据え置いているという。 人形は埼玉や愛知県産のものを中心に扱っており、和室のない現代の家にも調和するようなコンパクトな3段のひな人形なども売れ筋という。松井博代表(67)は「少子化の影響で人形店は減っているが、日本の伝統をつないでいきたい。ひな祭りにはひな人形を飾って家族で楽しく過ごしてほしい」と話した。 (坂井萌香)
岐阜新聞社