「人気アイドルグループ」の元メンバーがセクシー女優に。アイドル時代と同じ“本名”で活動するワケ
人生が大きく変わる時が来たんじゃないか「全員との連絡先を絶って…」
――深い話になってきました。 石田:それで今回、オファーをいただき、性について考えていろいろとネット検索をしていたら、女性は子どもを産む時に痛い思いをする代わりに、すごく感じる身体を神様からもらっているという説を見て、「え!」って衝撃を受けました。これまでの私の考えは間違っていたかもしれないと思い、感じることは罪じゃないんだと知り、感じる身体になりたくなりました。そのためには、とことん追求できるセクシー女優で性の解放をしてみたくなったんです。 ――そこまで考えましたか。 石田:幼少期から恥ずかしがり屋だったので、性に関することはプライベートでも話したことがなく、考えもしなかったんです。でも、そこを逆に見せることで、新たな感覚が得られるんじゃないかと思い、人生が大きく変わる時が来たんじゃないかと感じたんです。アイドルとして活動していた時は、自分の本音よりも、自分がどう見られるかを強く意識し、周りの方からどう評価されるかを強く意識していたので、表面的な自分が染み付いていたんです。例えば笑顔も自然なものではなく、決まった笑顔をしていたことが多かったんです。いま自分のテーマとしては殻を破りたい思いが強く、最も大切にしていることが「正直な自分を生きること」なので、今回のデビューを決意しました。 ――オファーから2年間もデビューするかどうか考えたそうですね。 石田:確かに2年という時間が長いと言われれば長いのかもしれません。私自身、セクシ一女優のお仕事が、必ずしも全員が喜ぶお仕事ではないと思っていて、できる限り周りの方々に配慮しようとしました。その結果、まずは全ての知り合いの方との連絡先を断ちました。その上で連絡先を断った後に、自分がどんな気持ちになるのかを体験してみたかったんです。また、初めてお会いする方と性行為をすることができるかどうかを考えたんです。 ――そこまで覚悟を決めていたんですか。 石田:お仕事になったら、どんな気持ちであろうと必ずやり切るということを決めていたので、本当にできるのかなって考える時間が必要でした。それほど覚悟が必要なお仕事だという感覚がありました。 ――知り合いというのは芸能関係者ですか? 石田:いえ、全員です。 ――とはいえ、知り合いからは石田さんに連絡したいですよね? 石田:そう思っていただけるのは、私としても非常に嬉しいですけど、例えば1人だけ連絡先を残しておくと、その人は私のために周りに嘘をつかなければならないような負担をかけてしまうこともあるのかなと思ったんです。私がセクシー女優になることで、誰かに重荷を背負わせたくなかったので、全員との連絡をきっぱりと断つことが最善だと思いました。