「人気アイドルグループ」の元メンバーがセクシー女優に。アイドル時代と同じ“本名”で活動するワケ
アイドルと違って“決めポーズ”がないことに不安やソワソワも
――裸の世界への戸惑いはありませんでしたか? 石田:水着姿は経験がありますが、全く布がなく隠すものがないというのは、こんなに恥ずかしいものかと思いました(笑)。 ――セクシー女優になると発表した時、「石田佳蓮」を知っていたファンの反応はどうでしたか? 石田:どうなんですかね? セクシー女優のお仕事をするとなっても、未だに「応援するよ」と言ってくれる方がいるのは、本当に嬉しいことと思っています。SNSの反応も嬉しいですけど、イベントなどでファン様の顔を見て話した時に、いろいろと実感することになると思います。 ――そもそも業界のイメージはどう抱いていましたか? 石田:そういうお仕事があるのは知っていましたが、興味がなく、作品を見たことがなかったので何もイメージがありませんでした。本当に何も知らなくて、モザイクがかかることも知りませんでした。それくらいイメージがなかったですね(笑)。 ――ははは(笑)。無修正だと捕まっちゃいますよ。アイドル時代に女性同士でキャッキャ言いながら見たこともないですか? 石田:そういう体験もなくて、絶対ありえない世界でした。 ――そのありえない世界に出演して、実際の撮影はどうでした? 石田:場当たりもカット割りもなく、あんなに長回しで撮るんだってビックリしました。 ――初めて人前で洋服を脱ぐシーンはどうでしたか? 石田:例えばイメージDVDの水着撮影だと、決めボーズをして笑顔を作るといったアイドルらしいテーマがありますよね。でも、セクシービデオは、ただ、ただ、脱ぐという状態なんです。 ――その恥ずかしがる反応を見たいんです。 石田:普通に脱いでいるから「これでいいのかな?」という不安やソワソワする感じがあり、緊張しすぎて冷静な自分がどこかに飛んでいってしまいました(笑)。 ――デビュー作の評判はどうですか? 石田:どうなんでしょう? 見ている方がどう感じているかは分からないですが、私としてはやれるだけのことはやり切ったと思っています。 ――アイドル時代は「清楚であるべき」と言っていましたが、アイドル時代と違いセクシ一女優は個性が必要なので、そこは意識していますか? 石田:これまではセンターでも後ろでも、笑顔でやり切りたいと思っていたんです。仮にセンタ―をやらせてもらうことになった場合、求められていることなので嬉しかったです。ただ、がむしゃらにセンターになりたいというわけではなかったんです。でも、アイドル時代とは違い、セクシー女優は個々の活動だから、より個性が大事だと聞いて「確かに!」と思いました。 ――アイドルは「かわいい」という価値観が一番だと思うんです。そこにプラスアルファが必要になるのがセクシー女優なんですよ。 石田:私がアイドルを経て大事にしている個性というものは、作るというよりも、その人に本来に備わっているものが、より私らしい個性だと感じているので、セクシー女優の世界は裸でもあるし、本当にありのままのまっさらな石田佳蓮を意識しています。 ――セクシー業界だからこそやりたいことはありますか? 石田:自分自身の性の解放です。多分リアルでは一生経験しないことが待っていると思うので、そこは楽しみです。 ――いまはセクシー女優もアイドル活動をやっているので、再びアイドル活動もしたいですか? 石田:アイドルは2015年10月31日で燃え尽きました。そこから新しくアイドルというべージを人生に刻みたくなくて、本当にあの時だからこそ素敵な経験をさせてもらったと思うので、アイドル「石田佳蓮」の歴史には幕を閉じました。 ――分かりました。今回はかなり濃いインタビューができて満足です。では、最後に読者へメッセージをお願いします。 石田:私がこうしたいと思っていることを受け入れて、セクシー女優になっても応援してくれるこれまでのファン様も、私を新しく知ってくださったみなさまも、私にとっては同じファン様なので、一緒に頑張っていきたいと思います。今後の抱負はやり切ることなので、応援よろしくお願いします! 【石田佳蓮】 X(旧Twitter):@ishida_karen_ <取材・文・撮影/神楽坂文人> 【神楽坂文人】 世界一セクシー女優を取材しているカメラマン、ライター、インタビュアー。元成人誌編集者のため、最後の砦として活躍中。年間イベント取材数300本超え! 年間インタビュー数200本超え! バイクで都内を駆け巡り1日で複数の仕事を受けている。X(旧Twitter):@kagurazakabunji
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