誕生から53年「すかいらーく1号店」が閉店 TMネットワークの聖地としても知られる【WBS】
こちらは1970年に日本のファミリーレストランの草分けとして誕生した「すかいらーく1号店」だったお店です。東京・府中市にあり、現在はガスト国立店として営業していましたが、8日午後10時すぎに閉店し、半世紀を超える歴史に幕を下ろしました。 1970年、日本における郊外型ファミリーレストランの先駆けとしてオープンした「すかいらーく1号店」。その頃のメニューには、ひと皿にハンバーグとエビフライがのった料理やお子様ランチがありました。今では当たり前の組み合わせですが、当時としては前代未聞の画期的なメニューでした。 日本のファミレス文化を築いた「すかいらーく1号店」。8日最後となるランチタイムには多くの客が訪れました。 「物心ついたときから世話になっている。閉店が寂しいからきょう来た」(常連客) 「ランチはここでゆっくりできたし、これからどこに行こうかと」(常連客)
外では記念写真を撮る人が続々と。こちらの客が持っていたのは、TMネットワークのアクリルフィギュアです。 「ボーカルの宇都宮さんとギターの木根さんが先輩で、TMネットワークの聖地」(TMネットワークのファン) ファンによると近所に住んでいた小室哲哉さんとメンバーがこの店に集まり、TMネットワークのグループ名が決まった、いわば聖地なのだといいます。 50年以上にわたり愛され続けてきたこちらの店舗。閉店の理由について「すかいらーくレストランツ」ガストオペレーション推進チームの吉田武志リーダーは「時代とともにマーケットが変化していて、客のニーズに合わせてエリアごとに店舗の最適配置を見直し、閉店に至った。この店はなくなるが、ファンの皆様の気持ちは引き継げると思う。終わりなき夢、終わりなき情熱。走り続けます」と話しました。 ※ワールドビジネスサテライト