【MLB】追い込まれたドジャース 地区シリーズ第4戦はブルペンゲームか パドレスは中3日でシース先発へ
日本時間10月9日、ドジャースはサンディエゴのペトコ・パークで行われたパドレスとの地区シリーズ第3戦に5対6で惜敗。シリーズの対戦成績が1勝2敗となり、後がない状況に追い込まれた。あす行われる第4戦は、勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出が決まるパドレスは第1戦で先発したディラン・シースを中3日で先発のマウンドに送り込む。一方のドジャースはデーブ・ロバーツ監督が先発予定の投手こそ明言しなかったものの、ブルペンゲームで戦うようだ。絶対に負けられない一戦でどんな投手起用を見せるか注目される。 地区シリーズ第2戦の試合経過 パドレスのマイク・シルト監督は、勝てばシリーズ突破が決まる第4戦に中3日でシースを起用することを選択した。第1戦では大谷翔平に同点3ラン本塁打を浴びるなど、4回途中6安打5失点で降板したシース。メジャー昇格後は中3日で先発した経験はないが、「楽しみだしワクワクしている。経験はないけれど関係ない。経験がないというのは出来ないということを意味するわけではない」と語っている。 シースを中3日で起用する決断ができたのは、第2戦でダルビッシュ有が好投した影響も大きいだろう。もしシースで第4戦を落としても敵地ドジャー・スタジアムで行われる第5戦にはダルビッシュを起用できるからだ。また、あすシースで勝てば、リーグ優勝決定シリーズの初戦をダルビッシュに任せることができる。パドレスにとってシースを中3日で起用するのはそれほどリスクのない選択と言えそうだ。 一方のドジャースは先発4番手に新人右腕ランドン・ナックが予定されていたが、ブルペンゲームで試合に臨むようだ。ナックがロングリリーフで複数のイニングを投げる可能性もあるが、絶対に負けられない試合であることを考えると、序列の高いリリーバーを優先して継投していくことになりそうだ。第4戦に勝利した場合は、第5戦でジャック・フラハティと山本由伸のいずれかが先発する見込み。両投手を第5戦に投入するという展開も考えられる。