「スジャータ」の由来、あまりに神々しかった!【東大卒ニートが解説】
人類へ多大な影響を与えたブッダの哲学。東大卒のニート・しんめいP氏も彼の哲学に衝撃を受けたひとりだ。しんめいP氏は東大を卒業後、大手企業、地方の教育事業、芸人など、さまざまな職業を経験したのちに引きこもりになった。そんなしんめいP氏が、引きこもっていたときに触れたブッダの生涯について、解説していく。※本稿は、しんめいP(著)、鎌田東二(監修)『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』(サンクチュアリ出版)の一部を抜粋・編集したものです。 【この記事の画像を見る】 ● 東大卒ニート、ブッダに 人生イチの衝撃を受ける 東洋哲学、この人をぬきに語れない。最強の哲学者から紹介する。 「ブッダ」。 別名、お釈迦さん。みんな名前はきいたことあるよね。でも、くわしく知ってる人はすくないと思うので、紹介しよう。 まず、ブッダについて、一番大事なことをつたえたい。 ブッダは「人間」である。インド人である。 絵でも仏像でも、あまりに「神」っぽいので、勘違いされがち。人間です。インド人です。父ちゃんと母ちゃんからうまれたし、たぶんカレーたべてた。 そんなブッダはいまから2500年くらいむかしの人。でも、現代人のぼくと、同じ悩みももっていた。 「虚無感」である。 ブッダもまた、虚無感になやんでいた人間だったのだ。でも、ブッダはすごい。なんと、虚無感を完全に解決したのだ。 えっ?そんなことある?「虚無感」って完全解決できるやつだったん? ぼくは、ブッダの哲学をしって、人生イチ衝撃をうけた。 「人生で一番影響うけた人は?」ってきかれたら、「ブッダ」と答える。それでドン引きされそうな時は「明石家さんま」って答えてる。 これから、そんなブッダの、破天荒すぎる人生ストーリーと、虚無感をぶっとばしてしまう衝撃の哲学を紹介していく。
ブッダは、とんでもなく恵まれていた。 仮に、古代インドにマッチングアプリがあったとしよう。もし、ブッダが登録すれば、あまりに「ハイスペック」すぎて、婚活市場のバランスは完全崩壊し、サービスは終了においこまれるだろう。 まず実家が太い。 実家、王家。職業、王子。年収は、おおすぎて測定不能。頭脳も、のちに人類史にきざまれるレベル。しかも、たぶんめっちゃイケメンだった。修行中、地元のギャルに突如おかゆをもらったりしたので。 ● ハイスペなのに抱いた「虚無感」 ブッダは自分探しの旅に出る でかい城にすんで、ほしいものは全部手に入る。豪華なご飯を毎日たべて、ハーレムまであった。(実家にハーレムあるのいやすぎる) 家族にもめちゃめちゃ愛されてた。 「王子」って、超やりがいありそうな仕事やん。 しかし!こんな恵まれた環境なのに、ブッダはバキバキに「虚無感」に苦しんで生きていた。 たぶん、ずっとふとんに入ってたと思う。 王子といいつつ、じっさいは「無職のニート」だったのだ。王家にうまれて、虚無感でふとんに入っていたブッダ。