岸和田の清流でホタルの輝き 大阪の静かな山に囲まれて
今年もけっこう飛んでます──。12日の近畿地方は、朝から晴れ間が広がるなど好天に恵まれ、少し風が吹いていたこともあってか、最高気温は同日午後6時現在、府内では豊中市で観測した24.9度だった。そんな中、岸和田市相川町の「相川ほたる遊歩道」では、ホタルの舞がみられる。 【拡大写真付き】大阪・駅近くの川でホタル鑑賞 ほのかな輝きの舞に歓喜
山に囲まれ、田んぼのカエルの鳴き声響き
この遊歩道は、同市を流れる「津田川」の上流部にあり、ホタルが飛び交う名物スポットとなっており、毎年この時期になると多くの人でにぎわいをみせる。11日夜は、恒例の「相川町ほたる祭り」が開かれていたため、さらににぎわいをみせていた。 田んぼからはカエルの鳴き声が聞こえ、空を見上げれば星がたくさん見られる。そんな中、川の上を優しい光を放ちながらゆっくりと飛ぶホタルの様子に、見物に来た人たちもうれしそうな表情をみせる。 岸和田市内から来たという70代の女性グループは「こんだけ見ることができてよかったわ、高く飛んでるのもおったし。またもう一回見にこようかな」とうれしそうに話す。また、別の女性は「ちょっと涼しいかと思ったけど、飛んでてよかった。静かに見守ってあげたいけど、フラッシュ光らせてホタルを撮ろうとする人が多いのは残念。静かに飛ばせてあげな」と話していた。