「頑張っても盗られるなら盗った方が早い」九条ねぎ窃盗の罪 起訴内容認める 検察「酌量の余地なし」
関西テレビ
京都府久御山町で、九条ねぎを盗んだ罪に問われている男が、初公判で「納品のプレッシャーで盗んだ」と話しました。 ことし9月、約216キロの九条ねぎが盗まれた京都府久御山町の畑。 【記者リポート】「男が盗んだ現場には、九条ねぎの根元のみが残されています」 21日、京都地裁で、ネギを盗んだ罪に問われている山本英雄被告(28)の初公判が行われ、「間違いありません」と起訴内容を認めました。 九条ねぎの生産者だった山本被告は、毎週取引先に約800キロのネギを納品していたと説明し、盗んだ理由について、「ことしは夏が暑くて、収穫が思ったようにできなかった。取引先からプレッシャーを感じていて、なかなか断れなかった」などと話しました。 また、自身の畑でも盗難被害にあったことを明かし、「イラ立ちもあった。これだけ頑張っていても盗られるなら、盗ったほうが早いと間違った考えになった」と述べました。 検察側は「身勝手な動機に酌量の余地はない」などと指摘し、懲役2年を求刑。 一方で弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。 判決は12月19日に言い渡される予定です。
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