【最低限守りたい】バス釣りをいつまでも楽しむために大切な『マナー』6選!
他の趣味やスポーツなどと同様、バス釣りにもルールやマナーが存在する。これを守れないと、バス釣りのイメージが悪くなるだけでなく、釣りそのものができなくなってしまう可能性もある。最低限、ここで紹介するマナーだけでもしっかり覚えてしっかり守ろう。 【画像】ブラックバス釣りマナー写真ギャラリー
外来種「ブラックバス」を取り巻く現状
ブラックバス(ラージマウス・スモールマウス共に)はいわゆる外来種と呼ばれる存在であり、元々の日本の環境に影響を与えるため環境省によって「特定外来生物」という指定を受けている。そのため、生きたままの移動、飼育、放流、譲渡・販売は原則禁止されている。 また、法的にバス釣りそのものが禁止になっている地域は無いのだが、地域によっては釣ったバスのリリースを禁止(つまりキャッチ&リリースができない)している場所がある点に注意したい。
バス釣りのマナー
◆キャッチ&リリース:釣ったバスを元気に逃す ブラックバスは比較的大型に成長する肉食魚であり、水中に生息している個体数は決して多くはない。 そこで、バス釣り誕生の地・アメリカで提唱されたのが「キャッチ&リリース」という考え方だ。釣った魚を持って帰って食べるのではなく、可能な限り元気な状態で逃してあげる。こうすることで、釣り場のバスがいなくなる要素を極力減らせば、より長い期間、バス釣りが楽しめるというわけだ。 再放流禁止の場所で釣り上げたバスは自分自身の手で殺処分する必要があり、殺さずに逃がすのであればそれはれっきとしたルール違反。バスアングラーやブラックバスの立場をさらに悪化させることに繋がりかねない。リリース禁止地域でバス釣りをする際にはそのことを十分に理解していただきたい。 ◆ゴミを残さない:捨てないのはもちろん拾うくらいのつもりで 釣りに限らない一般常識の範囲ともいえるが、釣り場にゴミを残さないことは非常に大切だ。 ルアーのパッケージやライン、食べ物・飲み物の容器はしっかりと持ち帰りたい。釣り場にゴミがあると気持ちよく釣りができないばかりか、「釣り人がゴミを捨てている」という悪い印象を一般の人に与えかねない。ゴミを見かけたら自分のものでなくても拾うくらいの心がけが大切だ。 近年は有志アングラーによる釣り場のゴミ拾い活動も行われている。 ◆根掛かりは手元で切らない:二次被害を生み出さないためにも 釣りをしているとルアーは水中陸上問わず色々な場所に引っかかってしまう。この「根掛かり」と呼ばれる状態に注意したい。大切なルアーを失ってしまうばかりか、釣り場に回収できないゴミを残してしまうからだ。こうしたゴミは新たな根掛かりを生み出し、釣り場に残されたラインが鳥の足や羽に絡みついてしまう事例が社会問題となっている。 どうしても外れない根掛かりに遭遇した際は手元でラインを切ることは絶対にせず、ルアーとの結束部分から切れるように、ルアーとラインが一直線になるように引っ張ってラインを切って欲しい。市販の道具で根掛かりを外すのも有効だ。