意外と知らない「Google検索」と「ヤフー検索」いったい何が違うのか?
ヤフーは「ウェブ」「画像」「動画」「知恵袋」「リアルタイム:ニュース」などのタブを提供しています。特徴的なのは「知恵袋」と「リアルタイム」です。これらはそれぞれ「ヤフー知恵袋」「ヤフーリアルタイム検索」を指しています。 特に「ヤフーリアルタイム検索」は、Xをログイン無しで閲覧できるサービスで、リアルタイム検索の利便性はGoogleの検索結果にはあまり感じられないものです。よってヤフーの非常に貴重な機能と言えるでしょう。 ■検索連動型広告の違い
ヤフーは検索エンジンにGoogleを採用していますが、あくまでGoogleとヤフーは異なるウェブサービスのため、表示される検索連動型広告(リスティング広告)は異なります。広告主の中には「Googleにしか出稿しない広告主」もいれば、「ヤフーにしか出稿しない広告主」もいるためです。 やや専門的な話になりますが、Googleとヤフーでは検索連動型広告の設定でできるターゲティングも異なります。Google広告では検索キーワードに加え年齢や性別、購買意欲の強さなどオーディエンスの属性でターゲティングできますが、ヤフー広告ではこれらの属性でのターゲティングには対応していません。 ■検索結果に表示されるマップの違い
GoogleではGoogleマップが表示されますが、ヤフーではYahoo!マップが表示されます。両者は微妙に操作性が異なるため、好みで選ぶのが良いでしょう。 ちなみにYahoo!マップは住宅街などで利用すると、コンビニや飲食店など生活圏に根ざした施設を分かりやすく表示してくれる点が特徴的です。Googleマップの場合は、ビル名などが直接的に表示される傾向が強いです。用途によってはYahoo!マップの方が便利に感じることもあるかもしれません。
Google検索とヤフー検索はどちらの利用者数が多いのか?
総務省がまとめた令和4年の資料によると、検索エンジンの世界シェアはGoogleが85%以上を占めています。日本においても同様にGoogleのシェアが大きいものの、スマホ検索ではヤフーも20%程度のシェアがあるとされています。 つまりGoogleのシェアが圧倒的に大きな状況ではあるものの、日本国内ではヤフーも根強く支持されています。 確かにGoogle検索とヤフー検索はアルゴリズムの面では大きな違いがありません。しかし、例えば検索結果に表示される「知恵袋」や「リアルタイム検索」はGoogleにはないヤフー独自の強みです。 例えば知恵袋の情報の方が、Googleの検索上位の記事よりも「はるかに自分にとって役に立った」という経験をした方も少なくないでしょう。アルゴリズムだけでは判断できないヤフーにはヤフーの魅力が間違いなくあるため、用途に合わせてGoogleとヤフーを使い分けるのがベストでしょう。
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