男子800mで日本勢初の快挙にも「すごく悔しい」18歳の落合晃がラスト直線で粘り銅メダル 女子では16歳の久保凛が6位【陸上U20世界選手権】
◇U20世界陸上競技選手権大会(日本時間31日、ペルー・リマ) 男子800メートル決勝では、滋賀学園高3年の落合晃選手が1分47秒03のタイムで銅メダルをつかみました。 【画像】5月の静岡国際陸上でともに快記録を出した落合晃選手と久保凛選手 先月31日の高校総体(インターハイ)ではこれまでの記録を1秒近く更新する、1分44秒80の日本記録を樹立。今月17日に18歳となった落合選手は、世界の舞台でも予選と準決勝を勝ち抜き決勝へ進みます。 インコースに入り位置取りに苦しむ中、ラストの直線では5番手でしたが、2人を抜く驚異の粘り。トップのエチオピアの選手が1分46秒86で駆け抜けると、落合選手も3着でフィニッシュ。男子800mで初のメダル獲得となりました。 日本陸上競技連盟は、公式YouTubeがインタビュー動画を投稿。「今回、U20世界選手権に選んでいただいていい経験ができました。3位という結果になってしまってすごく悔しいです。今回のレースは楽しんで走るってことが目標だったので、すごく楽しんで走れたかなと思います。来年は世界選手権が東京で行われるので、選んでいただけるように頑張って、結果が残せるように努力していきます」と笑顔で語りました。 また女子800メートル決勝では、東大阪大敬愛高2年の久保凛選手が登場。先月15日に1分59秒93のタイムで19年ぶりに日本記録を更新した16歳は、トップとはおよそ3秒差の2分03秒31で6位入賞となっています。