ポテトの極意、マックのチャンピオン大学生に聞く 「折らないよう丁寧にすくい、一瞬で流し落とし込む」
「ポテトを折らないよう丁寧にすくい、一瞬で流し落とし込むようなスタイルにしています」。そう話すのは、マクドナルドが昨年実施したクルー向けコンテストのポテト部門チャンピオン・佐々木陽菜さん(大学3年生)です。その極意について聞きました。
どんなコンテスト?
マクドナルドが1977年から開催している「AJCC(オール・ジャパン・クルー・コンテスト)」。 店を支える約20万人の店舗クルー(従業員)の技術とサービス、モチベーション向上のために実施しているコンテストです。 2023年大会では、まず店内戦で各店舗の代表者を選出。その後、地区戦などを計4回勝ち上がったクルーが全国戦に出場しました。 昨年12月に開催された全国戦では、「グリルストッカー」や「ドリンカー」など計8部門でそれぞれチャンピオンが決定。 「ポテトパーソン」部門でチャンピオンになったのが、千葉市の茂原街道古市場店で働く佐々木さんです。
高校2年生の時からアルバイト
友人に誘われて高校2年生の時から働いている佐々木さん。 アルバイトを始めたころからポテトを任されることが多く、マネージャーからの推薦を受けて出場したそうです。 前年大会もポテトパーソン部門で出場しましたが、全国戦まで残ることはできませんでした。 2度目の挑戦にあたって注目したのが、スコップのような専用道具を使ってポテトをパッケージに入れる「バギング」と呼ばれる工程。 「ポテトをすくってパッケージに入れる際、1本1本の向きをまっすぐ揃えるなど細かい点を見直し、やさしいバギングを心がけました」 すくうたびにポテトをまっすぐにするのではなく、「折らないよう丁寧にすくい、一瞬で流し落とし込む」のがポイントとのこと。 今では、計量しなくてもS、M、Lの各サイズの適正量がわかるそうです。
現場で学ぶこと
大学で栄養学を学んでいる佐々木さん。 手洗いの徹底など、マクドナルドで働きながら「食の安全」について現場で学ぶことができたといいます。 「知識だけではなく、礼儀作法やお客様へのおもてなしの心など、今後活かしていける大切な経験ができる職場だと思っています」 現在はマネージャーという立場になり、ハンバーガーやポテトを作るだけでなく、シフトリーダーとしてチームをまとめる役割も担っています。 「チャンピオンになるという目標に向け、たくさんの応援と祝福、そしてみんなからのサポートが力になりました。自分の夢を追いかけつつ、もっと店舗を盛り上げていきたいと思います」