前王者の鈴木真彦が1RKO勝ちで復活の狼煙。大﨑孔稀からの王座奪還、K-1の金子晃大、玖村将史へのリベンジもアピール【RISE】
前RISEバンタム級王者の鈴木真彦(TEAM 寿)が「RISE WORLD SERIES 2024 FINAL~GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX~」(12月21日、千葉・幕張メッセ イベントホール)で昨年8月以来の勝利を収め、復活の狼煙を上げた。 鈴木はジェイミー・ゲイマン(フィリピン/WCCS Philippines)と対戦し、1Rに右ストレートで2つのダウンを奪いKO勝ちを収めた。 鈴木は昨年12月に大﨑孔稀に敗れ、約5年保持していた王座を手放すと今年3月に行われた「RISE ELDORADO 2024」では「THE MATCE 2022」で勝利を収めたK-1王者の金子晃大にリベンジを許すなど2連敗。2022年12月からは5戦1勝4敗とどん底に落ちていた。 久々のすっきりしたKO勝ちに鈴木は試合後のマイクで「久しぶりの試合で、やっぱりリング最高ですね。戦うのはめっちゃいい。最高です。去年の12月にベルトを獲られて、けっこう負けたりもしているんですが、今こうやって最高のチームのみんなと絶対に上がっていく。後ろを振り向かずに、“前のほうが強かった”とかそんな声も全部覆す。来年、絶対にベルトを獲ります」と大﨑からの王座奪還を宣言。そして「あと、やられっぱなしなのは嫌なので、絶対にK-1にも借りを返しに行くんで期待していてください」と金子と昨年3月の「K’FESTA.6」で敗れた玖村将史へのリベンジもアピールした。
試合後の会見では「めっちゃきつい時期もあったが、道化俱楽部の会長の山口裕人君とか支えてくれる仲間がいて、心も強くなったというか、乗り越えられた。何連勝もしていた時よりも今のほうが絶対に強い。ここからそれを見せていきたい」と復活の手応えをつかんだ様子。 来年については「すぐにベルトを奪い返すとは言わない。やることをやって結果で証明して、まずはRISEのベルト。RISEには世界のベルトもある。K-1王者にもやり返さないといけない。長くて険しい道のりだと思うが結果で切り拓いていく」と語ったうえで、だいぶ先に行ってしまった金子へのリベンジについては「最短で。全試合KOして、やらざるを得ない状況というかを作っていきたい」と語った。 現在、RISEとK-1の対抗戦は今年3月を最後に中断されており、金子はもちろん、RISEの伊藤代表の心を動かすという問題もあるのだが「伊藤代表も僕を信頼してくれるくらいの結果を僕を出していけば。しっかりRISEを背負ってK-1にも行きたいし、まずはRISEで一番を取ることがそれにつながっていくと思っている」と伊藤代表を納得させるだけの戦いを自らに課した。
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