【パリ五輪】女子ゴルフ2大会連続のメダル獲得へ 全米優勝の笹生&2年連続年間女王の山下が出場 東京大会は稲見が男女通じて初のメダル獲得
8月7日から始まるパリオリンピックの女子ゴルフ。前回の東京大会では首位と1打差の通算-16で、稲見萌寧選手が銀メダルを獲得し、男女を通じて日本ゴルフ界初のメダルをもたらしました。 【画像】父・正和さん考案の素振りトレーニングを披露する笹生優花選手 今回のパリ大会に出場するのは、笹生優花選手と山下美夢有選手です。 日本人の父とフィリピン人の母を持つ笹生選手は、父・正和さんの影響で8歳からゴルフを始めると、ボクシンググローブを装着してサンドバッグへ打ち込みをするなど、正和さんが考案したゴルフとは違ったオリジナルトレーニングで体を強化してきました。 5月27日時点では代表争い4番手と代表圏外でしたが、全米女子オープンで優勝を果たすと、大会終了時に世界ランキングが30位から6位まで一気にアップ。これで代表争い1番手に浮上、以降は1番手をキープしてオリンピック出場を決めました。 東京大会ではフィリピン代表として出場し、通算-10で9位タイに終わった笹生選手。パリ大会には日本代表としてメダルを目指します。 その笹生選手と共に出場する山下選手は、5歳からゴルフを始めると2019年にプロテスト合格。翌年にはプロ初優勝を果たし、ここまでツアー11勝。2022年からは2年連続で年間女王に輝きました。 そんな山下選手の武器は正確なショット。去年はフェアウエーキープ率が約80%(79.0841%)で全体1位の数字をたたき出しました。さらに史上初の2年連続・平均ストローク60台(22年69.9714、23年69.4322)という大偉業を成し遂げています。 そしてパリオリンピック代表選考の最終週に行われた全米女子プロゴルフ選手権で2位タイの健闘を見せると、代表争いで2番手に浮上し、オリンピック初出場となりました。 8月7日から10日にかけての4日間で行われるパリ大会の女子ゴルフ。笹生選手と山下選手の活躍、日本勢の2大会連続のメダルに期待がかかります。