偏差値30台から東大合格!勉強の達人が教える 「4つのムダな時間」とは?
あなたは1日の中に「勉強に使える時間」がどのくらいありますか? 自由な時間、ましてや勉強の時間など作れない――そう思っている人は少なくないでしょう。本稿では、偏差値30台から東京大学に逆転合格した石黒由華氏が提唱する、目標達成の5つのSTEPの中から、ムダな時間を勉強時間に転化する方法を紹介します。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、石黒由華『夢を先送りしない勉強法』(技術評論社)の一部を抜粋・編集したものです。 ● 「時間がない」を言い訳にしない あなたは1日の中に「勉強に使える時間」がどのくらいありますか? 「じつはほとんどない」のではないでしょうか? ビジネスパーソンの1日のスケジュールは、人によって差はあるものの、多くは次のような感じではないかと思います。 これに加え、子どもがいると、夜の貴重な自由時間さえ失われることに……。 では、休日はどうでしょうか? ゆっくり過ごせそうに見えますが、意外とあっという間ということも……。 1日24時間あるといえども、仕事や家事、諸々の用事に大半の時間をとられてしまい、とにかく忙しい。そして、せっかくの自由時間も、スマホやテレビ、ゲームなど、どうでもいいことで浪費してしまう。 スマホにしても、「やりたいから」「楽しいから」やっているというよりも、「何となく」「仕方なく」「ダラダラ」やっていて、貴重な時間がどんどん奪われてしまう……。 「何もしていないのに休めていない」「遊んでいるのに楽しくない」という、最悪の時間の過ごし方です。私自身、かつては何の成果も出せずにただ時間を過ごすことばかりでした。 しかし、これから紹介するノウハウによって、1日の過ごし方は次のように変えられます。
本稿では、このように勉強がうまくいき、ひいては人生がうまくいく、目標達成の5つのSTEPのうちの一つ、「4つのムダな時間を勉強時間に転化する」を紹介します。 ● 4つのムダな時間を勉強時間に転化する まずやっておきたいことがあります。それは、1日の中の「ムダな時間」をなくし、さらに「勉強時間」に転化することです。 そもそも、「勉強時間」にできる時間は限られています。先ほど挙げた一般的なビジネスパーソンの平日のタイムスケジュールを見ると、勉強に使えるまとまった時間はだいたい決まってくることがわかります。 睡眠時間、朝の準備時間、仕事の時間をなくすのはなかなか難しいことを考えると、勉強に使える時間は、おもに「休日」と「平日の退社後の時間」(朝型の場合は「平日の出社前の時間」)と言えるでしょう。 しかし、それらの時間も、自分が思っている以上に、くだらないことに使ってしまっているものです。 そこで、次の4つの時間を「勉強時間」になりうる時間として認識してみましょう。それだけで、時間の使い方が変わってくるはずです。 1. ダラダラ時間 2. 残業時間 3. 家事の時間 4. 通勤時間 1.ダラダラ時間 私の場合、圧倒的ナンバーワンでムダに使っていたのは、「疲れた……」「勉強やらなくちゃ……」と思いながらもテレビやスマホ、お菓子、人とのおしゃべりなどに逃げている時間でした。