交通事故でトラックと正面衝突 命は助かるも、寝たきりになり…4年半後、自分の足で立つことができた理由を聞いた
できることをひとつでも多く増やしたい
「できることをたくさん増やしていくこと」を目標に現在もリハビリに励み、事故から4年半後の昨年(2023年)、装具と医療関係者の介助ありで、自分の足で地面に立つことができました。 4年間、ベッドの上や車いすに乗った状態での景色に見慣れていた聖菜さんは、自分の身長を久々に感じることができ、感動したといいます。
車いすアイドル・ライバーとして
車いすアイドルになろうと決意した聖菜さん。ダンスレッスンは主に都内で行われているため、行けないときはオンラインでレッスンしてもらうこともあるそうです。 活動を始めるにあたって自分自身の体力面や、車いす移動のときに迷惑をかけてしまうこと、腕にも麻痺があるのでみんなと同じ振り付けで踊れないことなど、さまざまな不安がありました。 しかし、周りのスタッフと話し合いを重ね、工夫したり支えてもらいながら、その感謝の気持ちをファンやリスナーへ返していこうと活動しています。 聖菜さんを支えているのはスタッフやメンバーだけではありません。 聖菜さんが配信中に上手くいかず、悔しさで泣いてしまったことがありました。いたたまれなくなって配信を中断してしまった聖菜さんですが、そのとき聞いていたリスナーの方が真剣に思いを伝えてくれ「聖菜は聖菜だから、大丈夫だよ」と言ってくれました。その言葉に、ありのままの自分でいようと思ったと聖菜さんは話します。 聖菜さんが「誰かのために、みんなを笑顔にできるように」と日々がんばる姿が、周囲の人たちを巻きこんであたたかい関係が出来上がっているのでしょうね。
車いすアイドル・ライバーSEiNAのこれから
今後の活動について聖菜さんは「みなさんの目にとまるような、インパクトのある活動をしていきたい」「自分の今までを番組やメディアで伝えていき、あきらめなければ絶対に夢は叶う。聖菜ができてるから自分もやればできるって、見た人に自信を持ってもらえるように発信していきたい」そう力強く語ってくれました。 周りの人やファン、リスナーの一人一人に寄り添った発信をしている聖菜さん。 先日、アイドルとして事務所のグループに所属することが決定し、ますます活躍する機会が増えそうです。これからもたくさんの方に勇気を与え、笑顔を届けてくれることでしょう。
ほ・とせなNEWS編集部