画像：写真AC

　落ち着いた気温のなか、紅葉を楽しみながら山頂を目指せるため、秋は登山にも適した季節です。特に北日本には雄大な山も多く、それぞれ特徴的な名前が付けられています。 【画像：ランキング21位～1位を見る】 　ねとらぼでは、2024年6月11日～6月18日にかけて「『北日本の日本百名山』で名前がカッコいいと思うのは？」というアンケートを実施しました。 　本記事では投票いただいた中から、「60代以上の男性」と回答した192票を基にした結果を紹介します。さっそくランキングを見ていきましょう！

●第2位：月山

　第2位は、得票率12.0％の「月山」（がっさん）でした。標高は1984メートルです。山形県の中央部に位置し、出羽三山の中で最も標高の高い月山。山頂には月山神社があり、「月読命」（つきよみのみこと）を祭っているため、古くから信仰の対象となってきました。江戸時代には松尾芭蕉も訪れ、「雲の峰幾つ崩れて月の山」の句を残しています。 　車で8合目まで上がれるコースや、リフトが使えるコースなどもあるため、日帰り登山が楽しめるのも特徴。「月山」の名称は、形が由来しているのではなく、山頂の月山神社に「月読命」が祭られていることに起因しているようです。

●第1位：鳥海山

　第1位は、得票率24.5％の「鳥海山」（ちょうかいざん）でした。標高は2236メートルです。山形県と秋田県の県境に位置する鳥海山は、山形県内の最高峰を誇り、美しい山容から「出羽富士」とも称される名峰です。山頂からの眺めが素晴らしいことに加え、山全体が国定公園に指定されていて、200種類を超える高山植物や、クマタカやイヌワシが繁殖する貴重な生態系が残されています。 　「鳥海山」の名称の由来については定説がなく、山腹に位置する鳥海湖に由来する説など、いくつかの仮説が立てられているようです。