【セントウルS】「年齢」や「前走格」で明暗 貴重な“マイナスデータなし”ダノンスコーピオン
貴重な“マイナスデータなし”
セントウルSのデータをまとめてみよう。 【好走率アップ】 A「3、4歳馬」 B「前走がGⅡ、GⅠ、海外」 C「前走1着」 D「前走2番人気」 E「前走が1600m」 【好走率ダウン】 F「美浦所属馬」 【勝ち馬なし】 G「6、7歳馬」 H「前走4番人気」 I「前走馬体重が459kg以下」 【連対馬なし】 J「8歳以上」 K「前走が重賞以外」 L「前走3、5番人気」 今回はプラスデータを複数持っている馬が少なく、ジョウショーホープ(A、C、D)、ダノンスコーピオン(B、E)、テンハッピーローズ(B、C、E)、ピューロマジック(A、C)、モズメイメイ(A、C)の5頭。うち、ジョウショーホープ(K)、ピューロマジック(L)、モズメイメイ(L)は連対馬なしデータに該当するので除外。 残ったのは2頭。ダノンスコーピオンはマイナスデータに該当していないが、テンハッピーローズは勝ち馬なしデータ(G、I)に該当する。よって、今回はダノンスコーピオンを本命とする。前走安田記念組は2020年に、ダノンスコーピオンと同じ「5歳」で「ダノン」の冠名がつくダノンスマッシュが勝利。これも何かの縁かもしれない。 テンハッピーローズに該当したマイナスデータは、勝ち馬こそ出ていないが、2、3着馬は出ている。相手候補としてなら問題ないとみて2番手とする。 ほか、プラスデータ持ちかつ、連対馬なしデータ(J、K、L)に該当しないのは、アサカラキング、サウザンサニーの2頭。いずれも、好走率ダウンのF「美浦所属馬」に該当。加えて、同じ4歳馬で前走は函館SSを走っている。前者が9着、後者は4着だった。過去10年では前走9着は勝ち馬なし、同4着は1勝を挙げている。よって、前走4着サウザンサニーを3番手、アサカラキングを4番手としたい。 ◎ダノンスコーピオン ◯テンハッピーローズ ▲サウザンサニー △アサカラキング 《ライタープロフィール》 門田 光生(かどた みつお) 競馬専門紙「競馬ニホン」で調教班として20年以上在籍。本社予想などを担当し、編集部チーフも兼任。現在、サンケイスポーツにて園田・姫路競馬を中心に予想・記事を執筆中。 先週は台風に振り回された1週間でした。進路から到着日時まで、これだけ予報が外れたのは久しぶりかも。ちなみに、某欧州の台風予測サイトで、九州に上陸したあと、Uターンして沖縄方面へ戻っていく予測をしたところがありました。もしかしたら、今回の複雑な進路を当てた予報士やコンピューター(AI?)がいるなら、間違いなく穴党だと思います。
門田光生