DeNA・度会隆輝「野球脳を高くしたい」来季勝負の2年目…目標は首位打者!
DeNA・度会隆輝外野手(22)が21日、横浜市の球団事務所で契約交渉に臨み、1000万円増の年俸2600万円で更改した。ENEOSからドラフト1位で入団した今季は前半戦で実力の片鱗(へんりん)を示したが、プロの壁に直面した後半戦は出場機会を減らした。首位打者を目標に掲げる2年目の来季は野球脳を鍛え、飛躍につなげる。 ルーキーイヤーを終えた度会は、来季の目標として色紙に「首位打者」と記した。鍵に挙げたのは不調時の打席だ。いかに軌道修正を図り、状態を上げられるか。「悪いなりにできることがある。ただ打つのではなく、野球脳を高くしていきたい」と思い描いた。 今季は75試合で打率・255、3本塁打、24打点。セ・リーグの新人では初となる開幕戦からの2試合連続本塁打を放ち、交流戦では球団の新人記録を更新する6試合連続適時打を記録した。前半戦で大器の片鱗(へんりん)を示したが、マークが厳しくなった後半戦は調子を落とし、出場機会を減らした。 積極的な打撃を持ち味とする一方、打席でのアプローチには改善の余地がある。「四球でも勝利に貢献できる。相手の研究力を経験できた。この経験を生かして来年はもっと活躍できるように」。今季は・306だった出塁率の向上を目指し、梶原らとの定位置争いに挑む。 「野球のことを常に考えるオフにしたい」と意欲的に語り、1000万円増の2600万円となった年俸の使い道については「貯金しようかな」と笑った。自主トレーニングは古巣のENEOSで予定。チームメートで横浜高の同級生でもある松本隆と箱根旅行も計画しており、オンとオフのメリハリをつける。 勝負の2年目へ。「『度会は1年でこんなに成長したんだ』と言ってもらえるように頑張りたい」。とどまることのない成長曲線を描き、ベイスターズに欠かせぬ戦力となる。(鈴木智紘)