デンマークの国王夫妻、新たなポートレートを発表 メアリー王妃のネックレスに注目集まる
今年1月に君主夫妻となったデンマークのフレデリック国王とメアリー王妃。新たなポートレートを発表した。 【写真】パブでの出会いから国王&王妃へ。デンマーク王室フレデリック皇太子&メアリー妃のLOVE変遷
先週、王室はSNSに国王と王妃のポートレートを投稿した。王室によると写真はデンマークのコペンハーゲンにあるフレデリック 8 世宮殿で写真家のスティーン・エヴァルドが撮影したもの。宮殿はアマリエンボー宮殿内にある4つの宮殿の1つで、国王夫妻の公式な邸宅である。
ロイヤルファンが注目しているのは王妃の首元。「F」のチャームのついたネックレスが光っている。Fはもちろんフレデリック国王のイニシャル。 昨年、国王はスペイン在住のソーシャライトとの浮気疑惑が浮上、夫婦関係が危ぶまれた。その後皇太子の母のマルグレーテ2世女王が退位を発表、今年初めにフレデリック国王が即位した。即位後、国王はバルコニーで王妃にキスし円満な関係をアピールしていたが、ロイヤルファンの間では2人の関係を案じる声が根強かった。しかし最近、王妃がこの「F」のネックレスをつけて公の場所に出てくるようになったことから、王妃も浮気騒動を乗り越えたという意見が優勢に。公式ポートレートの撮影にこのネックレスをつけて臨んだことは、夫婦関係に問題はないことをアピールする意思の表れだとデンマーク王室の専門家、エマ・ポースケは分析している。新聞「BT」のポッドキャストに語っている。
一部のロイヤルファンからは今回の2ショットに対する疑問も。王妃が国王よりも前に立っていることを不思議に思う人が続出している。王室専門家で歴史家のラース・ホフバッケ・ソーレンセンは今回のポートレートは国王と王妃としてのものではなく、民間人としてのポートレートであると解説。「その場合は公的な役割よりも、個人的な市民生活に焦点が当たる。だから昔ながらのジェンダーの役割分担に沿って写真を撮ったのだろう。男性よりも女性が前に立つのが古典的だ」とコメント、意図的に古風なポートレートを撮ったと見ている。ソーレンセンは1月に発表された国王と王妃としての公式ポートレート(写真)では2人が肩を並べて立っていることを指摘。これは平等であることを示すためだと話している。
ちなみに王妃は最近、運営しているチャリティ財団でポッドキャストをスタートすることを発表した。王妃は以前からメンタルヘルスの問題に関心を持ち、慈善活動に取り組んでいる。ポッドキャストでもこのテーマを取り扱うもよう。最初のエピソードでは「若い世代の孤独感」を扱うという。王妃曰く「ポッドキャストに関して私たちはあまり経験がありません。でもみなさんが番組を聞いて、自分は歓迎されていると感じてくれることを望んでいます」とコメントしている。どんな番組になるのか、続報を待ちたい。