頑張った人が損をする日本のサラリーマン社会…。“加点法”ではなく“減点法”だったと気が付いたワーママが思うこと
新卒から20年近く同じ会社で働いています。入社当時は社内でも花形の【中央研究所】の研究員として採用されましたが、数年後に飛ばされ…マニアックな部門の技術員になりました。それでも腐らずに目の前の課題に真摯に取り組んだつもりです(あっもちろん個人の主観ですがね)。成果と信頼(特許もいくつか申請)を少ないながらも積み重ねたおかげか?数年前からまた研究職に戻りました。 「オレどこかおかしいのかな」自分の名前を忘れ…記憶力が良かったはずの夫に現れた“違和感” と言っても【中央研究所】に戻ったのではなく、会社の都合で急遽立ち上がった研究部門に吸収される形です。決して、花形研究部門ではございません。かーなーり日陰だなぁ~と知りながらも、これまた必死に前を向き、何とか世界と肩を並べ、研究内容を実装(マネタイズ)しようとしています。 今、担当している研究は、現時点では世界のトップ集団で小競り合いしながら走っていると思います(とはいえ研究の世界は大逆転もあるので、数日後にビックリ論文が出て抜かれているかもしれませんが)。 ところが! 所属企業の直属の、ボス達からの私自身のウケは イマイチ。 いや、嫌われている訳ではないと思う(ホントか?ポジティブ~)。 でも『こいつ、研究バカだな~分かってねーなー』と思われているんだろうな~と端々に感じます。
近年たまたまなのか、所属企業の技術系トップはなぜか技術系出身者をトップ管理職にさせるのではなく、営業出身をトップにします。良い部分も沢山ありますが、技術畑でずーっと過ごしてきた下々の民衆にとっては面食らうこともあります。この間は研究発表会でみんなの前で、 「君の研究費を稼ぐために、営業がどれだけ売らないといけないか分かっているのか」 な~んて言われてしまいました。 まぁ、そうかもしれません。 研究させてくれる営業と会社には感謝です。 一方で、心がザワザワするのもホントのトコロ。 上の人には上の人の物語があって、その繋がりで話しているかもしれませんが、【研究員】として雇用されている私に「どれだけ売らないといけないか、分かっているのか」と言われてもなぁ~営業してあげたいけど、それは自分の仕事を逸脱しているし…そもそもノウハウもない。 心がやさぐれているとそんなことを思ってしまいます。 疲れているのかな。どんなに良い結果を持って行っても反応はイマイチですし、技術に興味ないんだろうな~とも考えてしまいます。