コウチーニョ、リヴァプール退団について「後悔していない」 クロップ前監督が忠告したこととは?
ヴァスコ・ダ・ガマに所属する元ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが、リヴァプール退団を振り返った。イギリスメディア『リヴァプール・エコー』がコメントを伝えている。 【動画】コウチーニョが途中出場から同点弾!ヴァスコ・ダ・ガマ vs フラメンゴ 現在32歳のコウチーニョは、2013年1月にインテルからリヴァプールに移籍した。リヴァプールでは公式戦通算201試合に出場して54ゴール43アシストを記録し、チームの攻撃に欠かせない存在として活躍した。 2018年1月、コウチーニョは1億4600万ポンド(約285億円)という高額な移籍金でバルセロナに移籍した。しかし、度重なるケガの影響などもあり、この移籍からコウチーニョのキャリアは下降線をたどる。 バルセロナに加入した2017-18シーズンは、シーズン途中からの加入ながら公式戦22試合に出場して9ゴール7アシストを記録。2018-19シーズンは公式戦54試合で11ゴール5アシストという成績を残した。しかし、バルセロナは2019年7月に元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを獲得し、コウチーニョは入れ替わるようにバイエルンへとレンタル移籍することとなった。 結局、コウチーニョは2022年7月にバルセロナからアストンヴィラに完全移籍した。しかし、新天地でもスタメンの座をつかめず、カタール1部のアル・ドゥハイルへのレンタルを経て、現在はブラジル1部のヴァスコ・ダ・ガマにレンタル移籍している。 クロップ前監督は、コウチーニョがリヴァプールを退団する際にこう忠告していた。 「ここに留まれば、君を称える銅像が建てられるだろう。だが、バルセロナ、バイエルン、レアル・マドリードに行ってしまえば、君はただの1人の選手にすぎない。ここでなら特別な存在になれる」 だが、コウチーニョは、リヴァプールからバルセロナに移籍したことを「1度も後悔したことはない」と語った。 「1度も後悔したことはない。僕やみんなが期待したようにうまくはいかなかった。あらゆることに挑戦したし、常にプロフェッショナルであり続けた。後悔は一切ない」 「バルセロナでプレーすることは僕の夢だった。実際に移籍してバルセロナでのプレーを楽しんだ。たくさんの人に出会ってタイトルも獲得した。あそこで過ごした日々は、僕の人生の物語としてずっと残り続けるよ」 「何も変えたいと思わない。過去に戻ることはできないが、僕は何も後悔していない。ここでも、去年も、来年も常にトレーニングでベストを尽くしてきた。うまくいけばすばらしいことだ。そうでなければ忍耐強くあるしかない」
SPOTV NEWS