自転車歴16年以上 自転車声優・野島裕史「ロードバイクは奥が深い…」と改めて感じた気付きとは?
声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。12月3日(日)の放送は、野島裕史のサイクルコラム「サイクリスト野島の気付き」をお届けしました。
◆ビンディングとフラットペダル
野島:自転車にハマって気づいたらもう16年以上。もう少しで人が成人してしまうくらい僕は自転車に乗っているわけですが、いまだに“気付き”があったりするんですよ。やっぱり自転車、ロードバイクは奥が深いなと思いましたので、内容はとても地味なんですが、そんな気付きを紹介したいと思います。 ロードバイクというのは「SPD」や「ビンディング」、「ペダルストラップ」と呼ばれる足とペダルを固定して漕ぐためのストラップがあるんですね。ママチャリしか乗ったことがない人は(自転車は)ペダルを踏み込んで漕ぐものというイメージがあると思いますが、ペダルに靴=足を固定することで踏んでから引き上げる、その引き上げるときにも漕ぐ力をプラスできます。また、(ペダルを)踏むときと引くときで使う筋肉が違うので、疲れにくいとも言われています。 とはいえ、初心者は足が固定されてしまうと怖かったりもするのですが、慣れてくると圧倒的に楽になります。僕もロードバイクに乗り始めた頃は怖かったですし、信号などで停止したときに(ペダルから)足がうまく外れなくて転びそうになった経験もありますが、そんなことよりもペダリング効率の良さにハマって「これはすごい!」「これは効率的!」と思いましたし、練習を重ねてからは10年以上ずっとビンディングを使っていました。 ところがです。ここ数年は自分も(自転車に)慣れてきた甘えですかね……ビンディングは専用のシューズを履かないといけないのですが、お気に入りのスニーカーを履きたくて。もちろん(ビンディング用シューズも)オシャレなものもいろいろ種類があるのですが、僕はお気に入りのスニーカーがどうしても履きたい、でも自転車は乗りたいので、普段は普通のペダル“フラットペダル”に付け替えて、トレーニングやレースのときだけビンディングにしていました。ここ数年はほとんどフラットペダルで自転車に乗っていました。