「外見でも覚悟を見せられれば」J1アビスパ福岡の松岡大起、〝ロン毛〟カットに込める原点回帰
J1アビスパ福岡が24日、雁の巣球技場(福岡市)で練習を公開し、松岡大起(23)が短髪に込めた覚悟を口にした。 ■髪を切る前のヘアスタイルは…【写真】 今季加入したボランチは30試合に出場してきたが、チームは6月末のFC東京戦を最後に勝てていない。「責任を感じた。流れを変えるじゃないけど、外見でも覚悟を見せられれば」と、アウェー磐田戦(21日)を控えた18日に耳が隠れそうなほどだった長髪を切り、刈り上げ気味にした。「原点回帰というか、プロデビューした時ぐらい短くした」と、高校3年生でJ1サガン鳥栖とプロ契約を結び、U―22(22歳以下)日本代表にも選ばれた2019年に近い髪の長さにした。 磐田戦ではベンチに入ったものの、今季初めて出番がなかった。チームはスコアレスドローで引き分け。10試合ぶりに無失点で終えたと同時に、3試合連続で無得点となった。 28日に行われる次戦は、松岡が21年まで在籍した古巣鳥栖との九州ダービー。8月に就任した鳥栖の木谷公亮監督は、鳥栖U―18(18歳以下)に在籍していた松岡がトップチームの練習に参加していた18年にコーチを務めていた。「一人一人が戦うところを意識されていると思う。本当に覚悟のいる試合。自分も泥くさく勝つために、どうやってでも勝つためにしっかりやらなければいけない」。激闘必至の一戦へ闘志を胸に秘めた。
西日本新聞社